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これで片付け苦手を卒業できた!整理・収納の基本STEPとは?

2024/09/09
  • 2児の母。面倒くさがりで片付け苦手気質でもスッキリ暮らせるよう試行錯誤中。ライフオーガナイザー1級 もっと見る>>

幼い頃から片付けられない劣等感を抱えつつ、克服方法がわからないまま大人になってしまったサンキュ!STYLEライターのtomomiです。

その後、結婚、出産を経て、“整理収納”を知り、片付けのプロであるライフオーガナイザー(R)1級を取得。今では散らかってもすぐに片付けられる人になることができました。もちろん、その道のりは簡単なものではありませんでしたが、整理収納スキルが上がるごとに暮らしも快適になるのを実感。今回は、私が実践してきた整理・収納の基本STEPをご紹介します。

STEP1 整理する場所を決める

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散らかり度合いによりますが、整理・収納には時間・体力・気力が必要。ですから、あちらこちらに手を付けるのではなく、どこか1ヶ所にターゲットを絞り、やり遂げることを目標にしましょう。

家を見渡し、「毎日のように使っている場所」「何らかのストレスを感じる場所」「いつもものが散乱している場所」などがないか探してみてください。

STEP2 自分・家族のゴールデンゾーンを知る

ゴールデンゾーンを示す画像

ゴールデンゾーンとは、立った状態でものを出したり戻したりしやすい場所のこと。一般的に腰~目の高さあたりと言われています。身長によってゴールデンゾーンが異なるので、子どものものを収納する場所は、子どもの目線で考えることが大切です。

整理する場所の収納を開けたり閉めたりしながら、ゴールデンゾーンを見つけます。その際に、高さだけでなく、左右・前後も意識してみてください。「観音開きの扉は、左のほうが開けやすい」「この高さの引き出しは奥まで見えるけれど、一段下はかがまないと奥が見えなくて取りづらい」など、普段は意識していない自分の感覚や行動のクセが見えてくるはず!

STEP3 ものを全部出す

整理すると決めた場所にあるものを全部出します。面倒に感じてしまいますが、奥に追いやられているものほど見直しが必要なので、ここは飛ばさずに。

ただし、ものが多すぎる場合は、「まずは引出し3段分」「ハンガーにかかっているものだけ」「棚の上に散乱しているものだけ」「冷蔵庫だけ」「食材のストックだけ」といった具合に、スペースを区切り、少しずつ進めましょう。

STEP4 明らかに不要なものを除く

手放すもの

出したものの中から、この先使わないと思うものは取り除いておきます。
具体的には
・何年も使っていない
・壊れている
・汚れている
・劣化している
・賞味期限が切れている
・好きではない、キライ
・使い心地(着心地)が悪い
・サイズが合わない
など。

上記に当てはまるけれども手放す決断ができないものは、「一時保管」ボックスへ。しばらくしてから見直したら、気が変わるかもしれません。

STEP5 使用頻度を振り返る

残したものを使用頻度によってカテゴリー分けします。「毎日のように使っている一軍」は明確にしておくのがベスト。そのほかは、アイテムによって異なりますが、「週2・3回」「週1回」「月1回~数カ月に1回」のように、だいたい3~4カテゴリーに分けましょう。

STEP6 収納スペースに戻す

キッチン引出し画像

使用頻度の高いものほど、出し戻ししやすいゴールデンゾーンにゆとりをもって収納。そして、使用頻度が低いものほど、ゴールデンゾーンから遠ざけていきます。年に数回しか使用しないものは、収納の上・下・奥など取りづらい場所や別の部屋に収納してもOK。よく使うものに一等地を与えてあげます。

まずはトライしてみましょう!

整理収納は1度で完璧にやり切ろうと思ってはいけません。一連の流れで作業を終えても、生活する中で「取り出しにくい」「戻しにくい」「実はよく使っていた」と気づくことがたくさんありますし、誰しもライフスタイルの変化や子どもの成長などによって見直しが必要になるものです。そうなったときに改善策を考え、実行していけばいいので、まずははじめの一歩を踏み出してみてくださいね!


記事を書いたのは…tomomi
2児の母。面倒くさがりで片付け苦手気質でもスッキリ暮らせるよう収納や家事テクを考えるのが趣味。ライフオーガナイザー(R)1級。

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