常温で放置はNG!じつは傷みやすい「麦茶」粗熱を取るときの正解は?

2023/07/30
  • お片づけ×お掃除のプロで、男の子3人のママ。毎日の家事がラクになる暮らしのヒントを発信中。 もっと見る>>

主婦歴17年、サンキュ!STYLEライターせのお愛です。

暑い季節にピッタリな麦茶。特に、やかんで煮出した麦茶は香ばしくて最高ですよね。でも、ちょっと待って!粗熱をとるために、麦茶をそのまま放置していませんか?よくやりがちなその行為、じつはNGなのです。

麦茶は傷みやすい!その原因は?

食べ物と違って、「お茶が腐る」という意識はあまり無いかもしれませんが、じつは麦茶はとても傷みやすいのです。

麦茶の原料である大麦には、デンプン質が多く含まれています。麦茶が傷みやすいのは、このデンプン質が雑菌のエサになるためです。また、抗菌作用のあるカテキンが含まれておらず、他のお茶より菌が増えやすいことも、原因の一つ。

特に、気温が高い時期は注意が必要です。多くの菌にとって、30℃〜40℃は増殖しやすい快適な温度。粗熱をとろうと放置することで、この温度帯をゆっくり通過。結果、雑菌の増殖に繋がってしまうのです。

対策⒈なるべく早く冷やす

菌を増やさないためには、菌にとって快適な温度を、なるべく早く通過することが重要です。一番手っ取り早いのは、やかんごと急冷する方法。

ボウルに氷水を入れて、やかんをドボン。これで一気に粗熱が取れますよ。冷めたらすぐに、冷蔵庫に入れてくださいね。

私は氷水とボウルを準備するのが面倒なので、保冷剤を使っています。やかんが手で触れる程度の熱さになったら、アウトドア用の大きな保冷剤の上にドンと置いて冷まします。

滑らないよう、保冷剤の上下には布巾を敷いていますよ。手拭いなどで、保冷剤をグルっと包んでもいいかもしれませんね。粗熱がとれたら冷蔵庫へ入れましょう。

対策⒉麦茶パックを入れっぱなしにしない

煮出したあとの麦茶パック、入れっぱなしにしていませんか?好みの濃さになったら、パックはすぐに取り出しましょう。

せっかく急冷しても、菌のエサとなるパックを入れたままでは意味が無いですよね。これは水出しでつくる場合も同じです。1~2時間置いたら、パックは取り出しましょう。

また、麦茶はつぎ足さず、必ず清潔な容器に移し替えて、3日程度で飲みきってくださいね。

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常温で放置は絶対にNG!正しい保存方法を知って、安全においしく楽しみましょう。


■この記事を書いたのは・・・せのお愛
〈整理収納アドバイザー ・クリンネスト1級〉
主婦歴17年。わんぱく三兄弟の子育てに奮闘中。
お母さんも家族も機嫌よく過ごせる暮らしのヒントを発信しています。

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