プロライターが教える!ネタを思いついてすぐ書き始めない方が良い理由【サンキュ!STYLEライター向け】
はじめまして、webライターを本職としている丸山希です。
普段は企業のメディア運用のお手伝いや、ローカルテレビ局のお仕事をしています。
サンキュ!STYLEライターさんの中には普段執筆に馴染がなく、書くことに対して高いハードルを設定している人もいるかもしれません。
そこで今回は、ネタを思いついてから書き始めるまでのステップについて紹介します。
よくありがちな「思いついたらそのまま執筆スタート!」だと、実は読者が読みにくくなっているかもしれませんよ…!?
1.ネタを思いついたら想定読者層をイメージする
ネタを思いついたら「この記事はどんな人に読んで欲しいのか」をイメージすることが大切です。
よくいわれている言葉でいうと、ペルソナの設定になります。
せっかく書くのであれば、たくさんの人に読まれてたくさんの人に共感して欲しい!と思ってたくさんの人に向けた記事だと、肝心のターゲットに刺さらない企画になってしまいます。
例えば料理のレシピ記事だと、専業主婦をターゲットにするか、フルタイム共働きをターゲットにするかで求められるレシピは異なりますよね。
前者の場合、多少の手間がかかっても実践しやすいですが、後者の場合は「5分で作れる!」「週末作り置き」「1つの材料で3品」みたいな記事の方が刺さりやすいでしょう。
自分が思いついたネタをどの層に伝えたいのかは、自分と同じような立場であることが多いです。書き始める前に、一度考えてみるのがおすすめです。
2.見出しを立てる
ネタも読者層も固まった!よし、書き始めよう!だと、読まれる記事にはなりにくいでしょう。
記事は書き始める前に「見出しの設定」が必須です。
サンキュ!STYLEで書かれているくらいの記事ボリューム(800字~1,000字)だと、見出しは3つくらいあれば◎。
ネタを元に見出しを考えて、大体その見出しの中でどんなことを書くのか要約します。
あらかじめ見出しを立てておくことで、書いている途中に内容が前後したり重複したりしにくくなりますよ。
3.読者のアクションに繋がる見出しを作る
見出しを立てたあとは「これを読んだ読者はどうアクションするだろう」をイメージします。
例えば、おすすめのふるさと納税!というネタを扱うとします。
「××県の〇〇鶏がおすすめ」として紹介するときの読者のアクションをイメージしてみましょう。
「××県の〇〇鶏は、1kg入って1万円です」→なるほど
「××県ならではの△という飼料を食べて育っており、身が締まってしかも甘みを感じられる」→ちょっと気になるな
「から揚げや親子丼もおいしいけど、塩コショウで焼くだけでもうま味があるのでおいしかった」→調理法も簡単だし試してみよう
もちろん、読者が「買ってみようかな」と思えるものであれば調理法ではなくてもOK!
自分が購入するに至った理由やおすすめしたいポイントなどは、しっかり伝わるような見出しを設定すると読者に刺さりやすくなりますよ。
上記の3つのポイントまで整ったら、執筆スタート!
いきなり書き始めるより書きたいことや伝えるべきポイントがまとまっているので、書きあがるスピードも速くなるかもしれませんよ。
ぜひ今後の執筆の参考にしてくださいね。
【この記事を書いたのは】
FP2級を持つ3児の母ライター。ライターとして広告代理店に入社後2020年に独立。現在はフリーライターとして多くの企業と契約しています。