【片づけ】狭い船内で暮らした整理収納アドバイザーが捨ててスッキリしたもの
広島県在住の元海上保安官で2児の母。整理収納アドバイザーでサンキュ!STYLEライターの川崎みさです。
海上保安庁の大型巡視船で働いていた頃は、個人スペースが少なかったため持ち込める荷物の量が決まっていました。そんな限られた環境での暮らしを通して、モノを選ぶ・持つ基準が180度変わり、たくさんのモノを持つ生活から、少ないモノでも暮らせるようになりました。
紙袋
人にモノを渡す時や、ちょっとしたエコバックの代わりとして使い勝手が良い紙袋。
以前は、「とりあえず」と買い物の際にもらった紙袋や頂き物についてきた紙袋全てを残していましたが、巡視船生活では「ひと航海で使うモノ」だけを持ち込むのが鉄則だったことから、紙袋も「近々で使う分だけ」残すことにしました。
「よく使うサイズ」を残すと困らない!
紙袋を減らすうえでの心配は「なくて困る」ことでした。
ですので、残す紙袋は「よく使うサイズ」にしています。「5枚」だけ取っておくことにした理由は、「3か月ほどで使う量」だから。その3か月の日々の暮らしの中でも、新たに入ってくる紙袋があるので、「これくらいあれば3か月ぶんは足りるだろう」と、5枚を目安に残しています。
使い捨てカトラリー
コンビニやスーパーでもらえる、割りばしやプラスチック製のフォーク、デザートスプーンなども「そのうち使うかも」と、わたしにとっては捨てにくいモノの一つ。
しかし、海保で学んだ「収納にも限りがある」という考え方で「このスペースに入る分だけ」と量を決めて取っておくようにしてからは、増え過ぎなくなりました。
使い切れない分は「防災用」にするのも手
現在、手元に大量の割りばしやプラスチック製のカトラリーがある場合は、防災用として非常持ち出し袋に入れるのもおすすめ。
災害時は、断水などで食器を洗えないので食中毒や感染症防止のためにも「使い捨て」のカトラリーが役に立ちます。
「そのうち使うかも」は数や量を決めてスッキリ
基本的に狭い船内生活では、「いつか」ではなく「今」使うモノしか置く場所がありません。しかも、その生活で基本的に困ることはありませんでした。
その経験から、それまで「そのうち使うかも」と、際限なく取っておいた自宅の「紙袋」「割りばし」「プラスチック製のスプーン」などを減らしたところ、収納スペースもスッキリ。
単身での船内生活とは違い、現在の家庭生活では子どもがいたり、お客様がわが家に遊びに来てくれた際に使う機会もあるため「全捨て」ではなく、量や数を自分なりに決めて、日常のジャマにならない程度にストックしています。
この記事を書いたのは・・・川崎みさ
元海上保安官で整理収納アドバイザーの2児のママ。貯蓄術や時短術で家族の笑顔が増えるライフスタイルを模索中!