【節約】船舶料理士がやっている食品ロスを減らすための6つの工夫
元海上保安官で2児の母。夫の年収548万円で年間300万円以上貯めているサンキュ!STYLEライターの川崎みさです。
巡視船で船舶料理士として働いていたころ、尖閣諸島などへの長期派遣中は食材の追加調達ができませんでした。食材を買う予算と、船に積んでいける量にも限りがあるため、「食品ロス」を減らすために色々な工夫は必須。そのスキルを応用して、家庭でも「食品ロス」を減らしています。
1:まとめ買いしても野菜室をパンパンにしない
わが家では、10日に1回のまとめ買いをしていますが、買ってきた大量の野菜をそのまま野菜室に入れると、パンパンになってしまい、取り出しにくくなります。
さらに、野菜室が「詰まっている」状態が続くと、奥の方に追いやられた野菜に気が付かず腐ってしまうことも。野菜をおいしく食べ切るためは野菜室をパンパンにしないことがまずは大切だと考えています。
2:カットして保存スペースを減らす
大好きなので、冬になると必ず買う長ネギ。しかし、そのままの長さでは野菜室に入れにくく、変に折り曲げると乾燥などで鮮度も落ちるので、「小口切り」にカットして、袋に入れた状態で保存しています。
ちなみに、長ネギを「小口切り」にする理由は、どんな料理にも使いやすく火の通りも早いから。食費だけ安くても、調理するためのガス代が高ければ総支出は増えてしまうため、調理の際になるべく早く火が通るように小口切りにしています。
3:野菜室だけでなく冷凍庫も活用する
小口切りにした4袋の長ネギのうち、ジッパー付き保存袋に入れた3袋は冷凍庫へ入れることで、野菜室に入れる量を減らせます。しかも、冷凍すれば鮮度に気を配る必要もありません。
さらに、扉を開けた時にひと目で確認しやすく、使う時も均等に解凍できるので「平たくして冷凍」をしています。
4:茹でてボリュームを減らす
生のままだと、かさばる「ほうれん草」は、茹でて保存。
たっぷりのお湯で茹で、水にさらし、水気を絞った後に1口サイズにカットしてジッパー付きの袋に1束1袋の割合で保存。
冷凍室に新鮮なうちに野菜を入れておけば、9日目でも10日目でも、おいしい状態のまま野菜を食べることができます。
また、下茹でが必要なほうれん草を、すぐ使える状態で冷凍保存しておけば、料理下手な夫でもサッと1品つくれます。おかげで、食材が家にあるのに「面倒だから」と、外食や惣菜に頼らずに済むようになりました。
5:使う分だけ先に切っておく
大根も丸ごと1本のまま野菜室に入れるのは難しいので、翌日の料理のために半分を「いちょう切り」に。
今回は、残りの半分はまだ使う用途が決まっていないので、そのまま保存することにしました。
翌日、いちょう切りにした大根でつくったメニューは「手羽元と大根の甘辛煮」。
大根の切り方は、「分厚い半月切り」と迷いましたが、火の通りを早くしてガス代を節約するためと、大根に味が早く染み込むように、薄めのいちょう切りにしました。
予め大根を切っていたおかげでサッと夕食のメインが完成。昨日の自分に本当に感謝!
6:巨大キャベツは1食分ずつに分ける
キャベツは、外葉から使うのが一番傷みにくいのですが、今回のキャベツは巨大過ぎたため、野菜室から取り出しやすいように4つ切りに。家にある鮮度保持袋に入るサイズにしました。
自炊のハードルも上げないように、食材の重さや大きさは「扱いやすい」を意識しています。
食品ロス対策は財布にも環境にも優しい
野菜の下処理や、大きすぎる野菜を小分けにするのは、自炊のハードルを下げるため。そして、すぐに食べない分を冷凍するのは野菜の劣化を気にせず最後までおいしく食べきるための工夫です。
食品ロスを減らすと、お財布だけでなく環境にも良いことなので積極的に続けたいと思っています。
この記事を書いたのは・・・川崎みさ
元海上保安官で2児のママ。貯蓄術や時短術で家族の笑顔が増えるライフスタイルを模索中!