【総資産4,200万円】わが家が子ども達にしている5つの「金育」

2024/01/24
  • 整理収納アドバイザーで船舶料理士、2児のママ。家事は1日1時間!「理想の母」やめました。 もっと見る>>

広島県在住の元海上保安官で2児の母。夫の手取り548万円で年間300万円以上貯めているサンキュ!STYLEライターの川崎みさです。

わたし達夫婦は、貧乏な海上保安庁で働いてきた経験から「これは必要」「これは不要」という判断がシビアに出来ますが、子ども達はそうはいきません。子どもの「欲しい、買って」に対して、ただ「ダメ」だけでは、お互いにストレスが溜まってしまうので、わが家では5つの「金育」を通して、子ども達とお金の話をよくしています。

1:「普通」という基準でお金は使わない

例えば、わが家には子ども用の自転車がありません。小学生なら「普通」は自転車くらい持っていますが、住んでいる地形や遊びに行く範囲などから、全く使う機会がないので今は買っていません。

私自身が、長い間「普通の女の子は」「普通のお母さんは」という言葉に振り回されてきたので、「普通」ではなく「今の自分」が欲しいモノ、必要なモノにお金を使うことを子ども達にも伝えています。

2:プレゼントは現金も可

わが家では、プレゼントの機会は誕生日とクリスマスの年に2回。毎回「何が欲しい?」と聞いていますが、子どもが今欲しいモノが思い当たらない場合は「現金」をプレゼントとして渡しています。

「モノのプレゼント」という形にこだわらず、欲しいモノや必要なモノができた時にそのお金を使った方が有効的。

当初は、モノの代わりとして図書券やクオカードなども検討しましたが、やっぱり現金の方が使い道の自由度が高いこともあり、「欲しいモノがない時は現金も可」ということにしています。

3:お金は使うとなくなる

お金は使うとなくなることを「理解」している、というのはとても大切な感覚だとわたしは考えています。

使わない所の電気をつけっぱなしにしてもお金はなくなる。食べきれずに捨てたお菓子にもお金はかかっている、ということを「理解」できてから、子どもなりに「ムダなものにお金を使うのはもったいないな」と考えてくれるようになり、使わない所の電気は消す、食べきれないようなお菓子は買わないなど協力してくれるようになりました。

4:子どもが1年間でもらえるお金を見える化

1月 お年玉の中から1,000円
1月 帰省の際に祖父母からもらう1,000円
1月 冬休みの自主学習のご褒美1,000円
3月 帰省の際に祖父母からもらう1,000円
3月 春休みの自主学習のご褒美1,000円
7月 帰省の際に祖父母からもらう1,000円
8月 夏休みの自主学習のご褒美1,000円
12月 誕生日プレゼント 3,000円
12月 クリスマスプレゼント 3,000円

合計13,000円

11歳の娘は少なくとも、1年間で13,000円の現金をもらっています。お菓子や教材費、習い事にかかるお金は別途用意しているので、この13,000円は純粋に娘が好きなように使っていいお金です。

以前は「わたしはお小遣いを毎月もらっていない」と、不満気だった娘も書き出して「見える化」することで、「お小遣いというカタチじゃないけど、意外ともらっていたんだな」と納得。

今では欲しいモノが出来た時は、親に「買って」と言うのではなく、自分のお金の中からやりくりするようになりました。

5:いざという時に「貯めて」おく

以前、ゲームセンターでクレーンゲームに課金しまくった後に寄ったお店で欲しいおもちゃがあったものの、財布の中のお金が足りず買えなかった悔しさから、娘なりに工夫して、もらったお金の半分は財布に、もう半分は貯金箱に入れるようになりました。

すごく欲しそうな娘の様子に「少しなら援助してもいいかな」と、一瞬迷いましたが、グッとガマン。

結果的に、娘の中で「好きなように使っていいお金」と「いざという時のためのお金」を分けるという発想が生まれたので、今では安易に「買ってあげようか」と言わずに良かったなと思っています。

「お金」に関する知識とバランスの良い「お金」の使い方を身に付けて欲しい

「将来困らないように」と、現金そのものを残すよりも、「上手なお金との付き合い方」を子ども達には残してあげたいとわたしは考えています。「お金の使い方」は学校では習いません。そして日本では、「お金」の話を他人とざっくばらんにする雰囲気もまだまだないので、家庭の中でしっかりと伝えていきたいです。

この記事を書いたのは・・・川崎みさ
元海上保安官で2児のママ。貯蓄術や時短術で家族の笑顔が増えるライフスタイルを模索中!

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