片づけのプロなのに、「物を捨てるコツ」を書かない理由
片づけのプロ・ライフオーガナイザーのおだけみよです。
「片づけ」と聞くと大半の人が「捨てる」を連想するかと思います。
SNS上では「1日に1個捨てる」「3日に3個捨てる」など捨て活ゲームに注目が集まっています。
「物を捨てるコツ」は片づけ記事でも人気のテーマです。
ですが、実はあえて書かないようにしているテーマのひとつ。
「えっ、片づけのプロなのに?」そんな声が聞こえてきそうです。
今回は「片づけのプロなのに、「物を捨てるコツ」を書かない理由をお話しします。
片づけで大事なことは「物を管理しやすく整えること」
「捨てないとダメですか?」
「なかなか捨てられなくて…」
「何を捨てていいのかわかりません」
片づけの相談でまず「捨てられないこと」に悩む方が少なくはありません。
ですが、本来の片づけ(整理)の目的は、「今持っている物を心地よく管理しやすく整えること」
片づけに悩む人は自分の管理キャパを超えて、物を持っている場合が多いです。
その為、「捨てる(減らす)」ことが多いのですが、必要なければ物を減らさないこともあります。
最初の一歩は「価値観の整理」でゴールを決めることから
片づけ作業で最初に行うことは捨てることではありません。
「これからどんな暮らしがしたいか」
「これからの暮らしに必要なものはなにか」
「どんなものを残しておきたいか」
今の価値観を整理して、ゴールを決めることから始めます。
ゴールが明確になれば、「捨てる」以外の方法も見えてきます。
「何かを導入する」だったり、「配置を変える」だったり、
それぞれにとって心地よい暮らしのための方法が見つかります。
捨てさえすれば快適になるというわけではない
先日も紹介しましたが、暮らしを快適にする方法はいくつかあります。
・収納のしかたを変える
・収納している場所を変える
・物をいくつ持つか(ストック)を決める
捨てさえすれば快適になるというわけではないのです。
「捨てる」だけに囚われない発信をしたい
片づけは複数の方法を組み合わせることで、スムーズに進むことが多いです。
その為のヒントを出すのが私の役目だと思っています。
今後も「捨てる」ことだけに囚われず、暮らしが快適になるコツをどんどん発信していけたらと思います。
●この記事を書いたのは…おだけみよ
ライフオーガナイザー。
汚部屋主婦から片付けのプロに。
「思考の整理から始める」ライフオーガナイズを軸に、物だけでなく頭の中の片づけに関するアドバイスも行う。
現在は執筆作業中心にオンラインでの情報発信が中心。
サンキュ!STYLEでは片づけ、掃除、料理など、家事がラクになるコツを発信中!