知ってる?「片づけと掃除」は全く別物!勘違いしてることが多いその違いを整理収納アドバイザーが解説
片づけと無印良品で、シンプルに暮らすコツを発信中!
整理収納アドバイザーでサンキュ!STYLEライターのおだけみよです。
突然ですが、皆さんは「片づけと掃除」の違いを説明できますか?
実は多くの人が「片づけ」と「掃除」を同じものと考えがちで、「整理整頓が得意」と思っている人も、混同していることが多いです。
ネットで見かける記事でも「片づけと掃除」がごっちゃになっていることもあります。
この記事では「片づけと掃除の違い」を解説します。
違いを知れば、毎日の家事が効率的に進められます。
1.片づけとは
辞書などを引くとこのように解説されています。
(1)散乱したものを整える。整理する。
(2)物事を解決する。処理する。始末する。
片づけとは「ものを整理して、暮らしの基盤を作る」ことです。
片づけで行うこと
・必要なものを残し、不要なものを取りのぞきます
・日常使うものの「定位置」を決め、戻りやすいように配置します。
・動線を有効活用できるように、作業しやすいレイアウトを考える
・片づけいた状態を維持するためのルールを設定する
・もとに戻せない場所の収納を見直す
片づけで得られる効果
効率よく作業ができるようになり、家事などが時短になる
空間が整いイライラしなくなる
心地よいい空間で理想の暮らしの土台ができる
探しものがなくなる
・掃除がしやすくきれいがキープできる
2.掃除とは
辞書などを引くとこのように解説されています。
(1)ごみや埃をはいたりふいたりして取りのぞき、清潔にすること。
掃除とは「状態を綺麗に保つこと」です。
掃除で行うこと
・ホコリを取ってきれいにする
・雑巾などで床を拭く
・カビを取り除いて予防する
・ワックスなどできれいに仕上げる
掃除で得られる効果
・埃やカビなどアレルゲンを取り除くことで、健康に良い状態を維持できる
・きれいになった空間で心地よく過ごせる
・空間が浄化され、気分爽快になる
片づけと掃除、どっちが先?
もうおわかりの方も多いと思いますが、片づけで暮らしの基盤を作り、掃除で心地のよい環境を維持するのが本来の順序です。
片づけないで掃除しようとすると、ルンバが走らなくて掃除ができません。
整理しないまま収納しようとしても、すぐにリバウンドしてしまいます。
「片づけ→掃除」これらの順番が逆になることはありません。
シンプルな暮らしへの第一歩は「片づけ」から始めましょう。
正しく理解できれば、心地よい暮らしがキープできる!
「片づけと掃除」似ているようで意味は全く違います。
これらを理解できていると順番を間違うことがなくなり、リバウンドしない部屋ができあがります。
ぜひ、頭の片隅に入れておいてくださいね。
●この記事を書いたのは…おだけみよ
整理収納アドバイザー/サンキュ!STYLEライター。
汚部屋住人から片づけのプロになり10年超え。
セミナー講師や片づけ作業サポートの他、
WEBライターとしてオンラインで片づけのコツを発信中。