ひとりでやってたら将来大変!あなたのおうち大丈夫?

2022/06/30
  • 家電メーカー開発職のワーママ。元片づけ苦手で片づけを学んで暮らしが激変し、時短家事コーディネーター認定講師に! もっと見る>>

昭和の考え方を捨てよう・・・男女の役割について、最近、行政からも発信されています。ひとりで家事をやっているご家庭、今はよいけど、歳を重ねたら大変なことになるかも?ぜひ、今のうちに見直してみませんか?

主婦が一人で家事をやっていると起こる悲劇

最近セミナーなどで、男女共同参画関連のお話をすることが増えてきました。そんな中で、私がいつも伝えていることがあります。「家事の負担がひとりに偏っていると将来大変な事になる」と。

人生100年時代となると、私たちの親世代が生きてきた世代より長く生きる可能性が高まります。いつまでも元気でいたいけど、どうなるかは全くわかりません。そんな中、家の事は主婦がひとりでやるのが当たり前になっていると長い老後もひたすら「家族のため」に働き続けなければなりません。

さらに、自分が体調を崩してしまった時が悲惨です。 自分がツライのに、家族が何もできないと家は散らかってしまい、掃除もしてもらえず、まともな食事もできず、言い争いが増える。

今まで家族のためにと思ってがんばってきたのに、自分が体調崩した時に助けてくれる人がいないなんて、それはあまりに悲しいですよね?でも、今家事をひとりでやっていると、将来そうなる可能性は限りなく高くなります。

あきらめずに少しづつ

「それはもちろんわかっているし、一人でやりたいわけじゃない!」と言うお声が聞こえてきそうです。とてもよくわかります。
では、どうしたらいいか?ですが、まずは、家族が協力してくれなくてもあきらめないことです。これとっても大事です。

実は家族の皆は家事の負担が偏っていることを、そんなに課題だと気づいてないんですよね。だから、意識にもない場合が多いんです。
なので、思いを伝えることがとても大切です。一度ですぐに変わることは難しいですが、何度か伝えることで少しづつ意識が変わってきます。言うのが面倒ならば、家族LINEなどを利用して気持ちを伝えるのも効果的です。すぐに変わらなくても、少しづつ意識の中に積もっていく可能性が高いです。

家族は、主婦であるあなたに甘えるのが当たり前になっているけど、あなただって歳と共に甘えたくなるはずです。さらに、もし、あなたが体調崩してしまったら、困るのはあなただけでなく、何もやれない家族皆になるのだから。

家事のこだわりレベルを下げる

一方、男性からは「家事を手伝ったらやり方が悪いと妻に怒られた」「不機嫌になるから手伝うのが怖い」なんて声もよく聞きます。適当に家事をやられて文句言いたくなる気持ちはとってもわかります。

ただ、完璧なレベルを目指して相手にも要求すると、家族も家事に参入しづらくなります。家事を一緒にやってほしいと思うなら、満足レベルを下げることも必要かもしれません。

家事の要求レベルは人それぞれ。夫だからレベルが低いのではなく、同じ主婦でもそれぞれこだわりのポイントは違うはず。あまり自分方式を押し付け過ぎると、他の人が参入しづらくなります。家事を将来ひとりでやりたくなければ、家事を時短に簡単にし、こだわりを少し手放すのもひとつです。

今より体力も気力も減る将来に向けて今から準備しておきましょう。

▶︎この記事を書いたのは‥
時短家事コーディネーターのひろです。
元家電メーカー開発職で、整理収納アドバイザー、管理栄養士。
ラクして快適に過ごせる暮らしの知恵をお届けしています。

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