運動嫌いのインドア男子が料理男子に成長した理由
最近、オンラインヨガにハマっている、サンキュ!STYLEライターで理学療法士のみかんです。
誰よりも自分の健康を考えなくては!というスイッチが入っているのですが、自分の健康を大切にしようと思えば思うほど、「家族の健康のため」と頑張っていたときよりも自然と健康的な生活になっているから、不思議です。
ここ数年は自分の知識を活かして、「家事は筋トレだ!」をキーワードに運動不足を家事で解消しようとしてきた私ですが、その経験のおかげで長男が料理男子に成長しちゃいました。
その過程を振り返って、記事にしてみますね。
運動嫌いの男の子の生態
我が家には3人の息子がいるのですが、同じお腹から出てきたとは思えないくらい全然違う性質を持っています。
次男は野生児のように走り回る、ザ・男子な感じですが、長男はインドア派。
レゴが好きで、ロボット教室にも通っていたことがある長男、外で遊ぶのは嫌いです。
「これからの季節は長袖を着て、日傘がないと外に出られない」というので、オシャレな男性用の折り畳み日傘をプレゼントしたくらい。
あっという間に伸びた身長に体重が追い付かず、スラッとしたスタイルはかっこいいけれど、筋力も体力もないんです。
好きなパソコンに向かう姿勢はもちろん猫背。
大好きなご飯はお肉と白ご飯!というと男の子っぽいですが、そこに続く好物は「ほうれん草の胡麻和え、秋刀魚の塩焼き、野菜いっぱいのサラダ」となんともヘルシーな感じです。
料理を始めたキッカケ
長男が小学4〜5年くらいのある夕飯の支度中に、どうしても手が離せなくて、フライパンの中の料理をお皿に盛り付けてほしいと頼みました。
すると、左手でフライパンが持てず、プルプルと左腕が震えているのです。
それには笑ってしまいました。
割とメニューにも好き嫌いがあるので、これを機に料理をさせたらどうかと思い付いたんです。
私「料理ってね、結構筋トレなのよ?両手使うし、力は必要だし、1時間くらいは動きっぱなしだし。それにね、将来のことを考えたら、今から少しずつできるようになっておくと、今後食べたいものを自分で作れて便利だよ。」
「料理の手伝い=お母さんのため」という頭の中の図式が、自分のためになるとわかった瞬間、長男のスイッチが入るのがわかりました。
男の子って自分の得になることには貪欲だったりしますよね。
もちろん母のための優しさをジーンと感じる場面もたくさんあるのですが。
料理男子になるまで
それからというもの、時々夕飯の支度の時間に顔を出してくれるようになった長男。
すでに私より身長のある長男に
私「あの棚の上のものをとってくれる?」
とお願いしては、
私「そう、その姿勢が猫背改善にいいのよ、わかる?こうやって伸びることってあんまりないでしょう?筋トレ筋トレ!」
長男「うるさいから!」
なんてやりとりを勝手に楽しみつつ、料理を教えながらの筋トレに成功。
あるとき、左手がプルプルしないでフライパンからお皿に盛り付けることができました。
私「おお!プルプルしてないね!筋トレ大成功だね。」
その変化には長男もニンマリと嬉しそう。
そんな日々が続いて、息子との料理の時間が楽しくなってきた頃、
長男「筋トレしながら料理もできるようになって、しかも手伝いにもつながって、一石三鳥だって思って始めたけど、オレ、料理するのとか結構好きかも。」
と突然、料理男子発言が!
長男「溶き卵をスープに入れてどうフワフワにしようかとか、チャーハンをどうやってパラっと仕上げようかとか、考えて作るのって楽しいんだよね。」
インドア派の長男は最初のキッカケと継続する理由があれば、こんなふうに料理そのものに興味を持てるようになり、料理男子につながる素質を持っていたことがわかりました。
次男には全くそういう要素も興味もなさそうなので、子どもの性質や興味の分野にもよると思いますが、草食男子なうちの長男にちょっと似てるかも・・・と思ったら、一緒に料理、初めてみませんか?
◆ この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターのみかん。姿勢やバランスなど動作の専門家である理学療法士で、3人の男の子のママです。心地よいからだづくりをサポートします。自身が苦手だった「管理」の仕組みづくりや「手放す」コツも発信中です。