「時間をかけたら時短になるってホント?」メリットがありすぎる「ほったらかし調理家電」
ママのモヤっとする時間を短縮!サンキュ!STYLEライターで時短研究家ママのあらきあゆみです。
朝の忙しい時間、夕飯の準備、子供のお世話...と毎日がバタバタ。そんな中で時間をかけて料理するのは大変ですよね。
しかし、「低温調理器」を使えば、調理時間はかかるものの、結果的にママの作業時間は短縮され、冷めても美味しいお肉や魚が食べられるんです。
低温調理器って?
「低温調理器」とは、調理する具材をお湯の中に沈めて一定の低温でじっくり加熱する調理器具です。
一般的には真空パックに入れた食材を使うことが多く、火を使わずに調理できるのが特徴です。
使い方は温度と時間を設定するだけとシンプル。低温なので調理時間は長くなりますが、低温で調理することでパサつきがちなお肉も柔らかく仕上がるんです。
とにかく柔らかく、美味しく仕上がる!
忙しい中での調理はつい強火を使ってしまったり、長く焼きすぎるハプニングもありますが、「低温調理器」ならほったらかしでお肉もお魚もびっくりするほど柔らかに。
お肉が固くなるのは、タンパク質の熱変性によるものですが、低温で調理すれば火を通しすぎて固くなったり、油が抜けてしまうことも防げるので冷めてもジューシーに仕上がります。
一番感動した低温調理器レシピは鶏胸肉の鶏ハム。低温調理器を使うと、市販のサラダチキンとは全く違うしっとりと柔らかな仕上がりになりました。
時間差調理で、手間なしで複数の料理が可能
同時に複数の料理を用意できるのも低温調理器の嬉しい点です。
わが家の定番は温泉卵、鶏ハム、鯖の味噌煮の同時調理。作るときは、設定温度に達したら全ての食材を入れて、あとは温泉卵を30分で取り出し、他は90分と時間差で取り出すだけと簡単です。
鶏ハムや鯖の味噌煮は耐熱性のある「アイラップ」というポリ袋を使用し、袋の中で調味料を混ぜて食材を入れるだけなので、下準備は5分程度と時間がかかりません。
朝食で温泉卵、昼食でサバの味噌煮、夕食で鶏ハムサラダと、タンパク質系おかずの3食分がほったらかしの90分で完成。時間はかかるので、朝作るなら夜分といった具合で少し先の食事を作りおく形をとっていますが、結果的には時短になっています。
火を使わない安心設計
火を使わずに済むので、小さな子どもがいても、キッチンから離れても心配なし。これならタイマーだけセットしておけば、家事をしながら、子どもと遊びながらでも安心して調理できます。
また、わが家では深めのパスタ鍋を使用して、蒸気を防ぐために鍋にラップで蓋をしていますが、低温調理器は、調理する具材をお湯の中に沈めるので、一定量のお湯を使います。
火は使わないものの、湿度が気になる場合は、容器やフタが一式揃った低温調理器がオススメですよ。
最後に
低温調理は加熱や衛生管理が不十分だと食中毒のリスクを伴うため、自己判断は禁物。低温調理器具メーカーの公式レシピや管理栄養士などプロのレシピを参考にしましょう。
時間はかかるのに、結果として時短で美味しいというメリットがある「ほったらかし調理家電」の低温調理器。
子どもの食事を手伝っている間に「自分の食事が冷めてお肉が固くなっていた……」と、モヤっとしたことがあるママはぜひ試してみてくださいね!
◆この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライター&時短研究家ママ(あらきあゆみ)
プチプラ活用・デジタル活用・マルチタスク術など……ママのモヤっとする時間を短縮する問題解決のアイデアを提案|育児と介護のダブルケア◎3歳4歳やんちゃ男子の母、80代義母と同居中|FP2級&終活ライフコーディネーター。