梅

薬膳師が解説【梅】は健康美容のスーパーフード

2024/05/28
  • 知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをモットーに東洋医学のセルフケアの知恵を取り入れやすく続けやすいように発信します。看護師・薬膳師・などの資格をもつ令和元年生まれの坊やのママです もっと見る>>

看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこです。梅が体にいいのは何となく知っているけれど。具体的にどんなふうに健康と美容にいいのか知っていますか?

知れば、今年は梅を食べる頻度が上がるかもしれない⁉スーパーフード梅の力をお伝えしますね。

オーラルケア、口臭にも嬉しいパワー

梅

梅には、唾液を出して口の渇きを癒す力があります。梅を口に含んだ時に「じゅわっ」と唾液が出るのを感じたことがありますよね。

実は、年齢を重ねると唾液の分泌量が減ってしまいます。そのせいで口の中の細菌が増えて、歯周病や口臭が強くなる原因になるんです。梅が口の中にさわやかな香りを運んでくれるだけでなく、口臭の原因も減らしてくれるなんて嬉しいですよね。

潤いという面では、汗をかくことで失われがちなのがミネラルですが、ミネラルを失うことは体のだるさを感じる要因のひとつです。梅はミネラルも豊富に含まれているので暑い季節は特に意識して食べたいですね。

もちろん、美肌の味方です

梅

梅にはクエン酸が豊富に含まれています。クエン酸といえば疲労回復効果が有名ですが美肌効果も期待できるんです。

新陳代謝を促して、肌のシミ、くすみを防いだり、体内の老廃物を排出するのを助けます。カリウムも含まれているので、顔の輪郭がぼやけて見えるむくみの予防になるのも嬉しいポイントです。

また、抗酸化成分であるポリフェノールも多く含まれており、しみ、しわを防ぐ効果が期待できます。

健康管理にも活用したい

梅

梅干しをお弁当やおにぎりに入れることは、食中毒予防に効果的であることはよく知られていますよね。これは梅に含まれるカテキン酸やピクリン酸に強力な殺菌作用があるためです。

また、年齢を重ねると気になってくるのが血圧の管理ですが、梅には血圧を下げるのを助けるカリウムが含まれています。そして、老化の原因になる活性酸素の除去を助けるビタミンEも豊富に含まれています。

薬膳では、古くから梅を夏バテの予防に使います、食欲の低下でエネルギー不足になるのを防いだり、消化を助けること、汗の出過ぎで失われた潤いなどを補うのに効果的だからです。
さっぱりした味わいは食欲のない時の味方になってくれますよね。

梅干し、梅酒、梅ドリンク、梅スイーツ…楽しみ方は様々ですよね。今年は健康と美容のために梅を楽しむ頻度を増やしてみませんか?

〇この記事を書いたのは…薬膳ナースけいこ
薬膳師/看護師/経絡ヨガ指導者/薬膳茶エバンジェリスト
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