
寒いから温かくなってから○○しよう…の落とし穴
- 知って活用、暮らしに溶け込む健康づくりをモットーに東洋医学のセルフケアの知恵を取り入れやすく続けやすいように発信します。看護師・薬膳師・などの資格をもつ令和元年生まれの坊やのママです もっと見る>>
看護師で薬膳師の薬膳ナースけいこです。
寒い冬は「何か新しいことに挑戦しよう!」というやる気がなかなかおきないですよね。だから「今は寒いし、暖かくなってから健康のために運動でも始めようかしら」と思っていませんか?
実は、その「暖かくなってから…」には落とし穴があるんです。
暖かくなった頃におきる現象

年始に何か目標をたてましたか?目標をたてたあなたは、年始にたてた目標を覚えていますか?
年始にたてた目標を忘れ始めるのが1月の中旬から下旬と言われています。
そして、年末に「今年の目標を達成できなかった」大きな原因の1つが「目標を忘れてしまった」ということなんだとか。
つまり、「冬の今は寒いから暖かい春になってから○○しよう」と考えていたとしても暖かい春になたら「○○しよう」と考えていたことを忘れてしまうリスクが高いということです。
冬の今から小さな1歩を

突然、生活習慣の中に新しいことを組み込もうとしても、なかなかうまく馴染まないものですよね。
例えば、今は運動の習慣は無いけれど暖かくなったら運動をしようと思っているなら。
・深呼吸の頻度を増やして肺活量を上げておく
・1週間の内、数回でもラジオ体操をする
・運動靴を履いて外に出る
・空き時間に関節を大きく回す、簡単なストレッチを始める
など、ご自身の負担にならない小さな1歩をスタートさせてみましょう。
今現在の状況で負担にならないという点がポイントです。負担に感じれば途中でやめてしまう可能性がありますよね。
小さな1歩定着のメリット

暖かくなってから突然新たな事をスタートするのではなく、すでに小さな1歩が生活の中で定着しているメリットは、「新たな事を始めるという心理的なハードルが下がること」です。
「突然今日からスタートします」という状況よりも、すでに定着している部分をベースにステップアップしていく方が前向きな気持ちでスタートできますよね。
例えば、運動であれば、「深呼吸の頻度を増やして以前より肺活量が増えているので運動を継続しやすい」「ラジオ体操をしていた時間をヨガ、ピラティスなどやってみたいと思っていたことに置き換える」など行動しやすいだけでなく継続に繋がりやすいです。
せっかく何か始めようと思っても、スタートできなければ、さらに継続できなければ望む結果には繋がりませんよね。
暖かい春に向けて何かを始めたいなら、ぜひ冬の今から土台を作っておきましょう。
◆この記事を書いたのは…薬膳ナースけいこ
看護師・薬膳師・経絡ヨガ指導者・薬膳茶エバンジェリストなど人の心身のケアに関わって25年
東洋医学、西洋医学、脳と心の仕組みを使って「大人女子の体と心の生命力がUPする」健康習慣をお伝えしています
プライベートでは、令和元年生まれの男の子の子育てに奮闘中です