シンプルでサステナブルな掃除アイテムとそれを使用する理由
掃除や洗濯に使用のアイテムは環境にやさしく、シンプルなパッケージを使用したいと思っているサンキュ!STYLEライターのきいろです。
土や川などの自然に排出されたものが微生物などによって分解されて無機物へ分解されることを「生分解」と言います。
ナチュラルクリーニングは市販の合成洗剤よりも生分解性が高いため環境にやさしいと言われています。こういうアイテムを使用するようになり、洗浄力をうたっている製品てそんなに重要なのか?と思うようになりました。
1.重曹石けんスプレー
家の中の汚れは酸性の汚れが多いです。酸性の汚れにはアルカリ性のものを使用して落とします。
重曹も石鹸も弱アルカリ性で、軽い油汚れと皮脂汚れは重曹と石けんで落とすことができます。重曹も石けんも生分解性が高いので環境にあまり負荷がありません。
筆者はこちらでお風呂掃除に使用しています。パッケージを剥がすと透明のボトルだけになるのでシンプルになります。
2.木村石鹸の過炭酸ナトリウム
水筒やマグカップの茶渋を取りたい時、白い服のくすみが気になった時、洗濯槽の掃除をしたい時、お風呂の排水管や排水溝をきれいにしたい時、食洗機で食器を洗うときなどに過炭酸ナトリウムを使用しています。
過炭酸ナトリウムは使用した後に炭酸ナトリウムと水と酸素に分解され、生分解の必要がないため、環境に優しいと言われています。
過炭酸ナトリウムは40〜50℃のお湯に溶かして使用すると漂白効果があったり、汚れを剥がす力があります。こちらの商品はパッケージがシンプルなところが好きです。
3.ホタテの貝殻をアップサイクルした618scallop powder
産業廃棄物であるホタテの貝殻をアップサイクルしたパウダーです。ホタテパウダーはアルカリ性なので酸性の皮脂汚れや油汚れなどを落としてくれます。
筆者は洗濯機で洗濯をするときに少量のホタテパウダーと自分で作った手作りの柔軟剤を入れて洗濯しています。1Lの水に1gのホタテパウダーを溶かしてスプレーを作ってクッションフロアなどの床の掃除にも使用しています。
油汚れを落としてくれるのでキッチン周りでも役に立ちます。環境に優しいところとシンプルなデザインが好きです。
見ためも成分もシンプルな物を選ぶと洗剤を減らせてインテリアに馴染む
知らない名前の成分がたくさん入っている製品を見ると、環境には優しいのだろうか?とつい考えてしまいます。
シンプルな成分でパッケージがナチュラルだと環境にも見た目にも優しくて安心して使用できます。他に我が家にあるものは重曹、クエン酸、セスキ炭酸ソーダ、粉石鹸、固形石鹸などがあります。
無印良品にある詰め替えボトルを使用すると見た目が整って気持ちいいです。空き瓶を使用してもいいかもしれませんが、過炭酸ナトリウムは完全な密閉状態でフタの開け閉めをせずに長時間放置するのは危ないので専用の容器が安心です。
仕組みを覚えさえすればOKだけど注意点がある
家の中の汚れは大半が酸性でできていて、酸性の汚れにはアルカリ性のものを使って落とします。アルカリ性の汚れには酸性のものを使って落とします。
注意点があり、アルカリ性のものは天然素材には注意が必要だったり、過炭酸ナトリウムはステンレス以外の金属素材には使用できなかったりします。
先ほどクッションフロアの床はホタテパウダーと水で作ったスプレーを使用していると言いましたが、無垢のフローリングには別のワックスを使用しています。
また塩素系の洗剤に酸素系のものが混ざると有毒ガスが発生します。筆者は強い洗浄力がある塩素系の洗剤はなるべく使用しなくて済むように汚れを溜めないようにしています。
洗浄力よりも健康や環境の方が大切だと思うからです。
◆この記事を書いたのは…きいろ
整理収納アドバイザー、クリンネスト。
シンプル・サステナブル・整えるをテーマに暮らしの気づきや片づけのこと、サステナブルなアクションなどを投稿しています。