食器洗いスポンジは自然素材のものを選ぶのが自分にもやさしい選択
物の整理の過程で、物も減らしたいけどゴミも減らしたいなと思うようになったことから、環境問題に興味を持ち、「環境にも自分にもやさしくいたい」と思うようになった整理収納アドバイザー/クリンネスト、サンキュ!STYLEライターの「きいろ」です。
突然ですが、みなさんは食器洗いに使うアイテムは何を使っていますか?一般的なドラッグストアやスーパーで手軽に買えるスポンジでしょうか?私も数年前まではそういったスポンジを購入して使用していました。それが普通のことだったので何の疑問も感じたことがありませんでした。
しかし環境問題に興味を持つようになってから「マイクロプラスチック」のことを知りました。マイクロプラスチックという言葉を聞いたことがありますか?
私たちひとりひとりがマイクロプラスチック問題に関わっている
マイクロプラスチックとは小さなプラスチック粒子のことで、生物や環境に悪影響を与えるものです。実は家庭からもマイクロプラスチックが排出されています。
キッチンで使うスポンジもプラスチックでできています。スポンジが劣化すると排水口に流れ出て、自然界へも流れ出ます。
その流れ出たマイクロプラスチックを海の魚が食べるかもしれません。そしてその魚を私たちが食べるかもしれません。
つまりマイクロプラスチック問題は私たち自身ひとりひとりが関わっているものです。私たちが自然界に出したものが自分に返ってきます。
プラスチックは私たちにとって便利なもの、私たちの生活を助けるために作り出されたものではあるけれど、自然には分解されません。これが問題になっています。
土に還るスポンジを選ぶと自分にも環境にもやさしい
プラスチックは自然に還ることがないんですよね・・・。それならマイクロプラスチックが出ない自然由来のスポンジを使ってみませんか?
私は昔、マイクロプラスチックの問題も知らなかったし、スポンジも当たり前にそういうものしか売っていることを知らなかったので、プラスチックで作られたスポンジを使っていました。
でも実は自然に還る素材の食器洗いに使うアイテムってあるんです。天然素材のタワシ、植物性のセルロースを使ったスポンジ、ガラ紡でできたふきんなどがあります!ご自身に合ったものを選ぶのが一番なので、いろいろ試してみてほしいです◎
自分が毎日使うものに何を使うかの選択でマイクロプラスチックが減らせます。自分が流した排水は長い時間を使って自分に返ってきます。自分が選ぶもので未来が変えられるかもしれません。わたしは小学校1年生の娘がいるのですが、娘が大人になった時も安心して暮らせる地球だったらいいなと思っています。
わたしが使っているスポンジ
以前は植物性のセルロースで作られたスポンジを使っていました。ネットなどで購入できます。ある時、一度購入したヘチマスポンジを使ってみました。ヘチスポンジは昔ながらのガシガシした触り心地のイメージがありました。
ところが使ってみたスポンジはふわふわと優しい触り心地でした。ヘチマスポンジって個体差があるんだな、人間と同じで面白いと思いました。
服部雄一郎さんの「サステイナブルに暮らしたい」という本を読んで、ヘチマを育てるのって楽しそう、やってみたい!と思うようになりました。
現在使用しているスポンジは実は自分で去年作ったヘチマスポンジです。去年から春に種を蒔いてヘチマを育てて、冬にヘチマスポンジを作るということを始めました。今年で2年目になります。
自分で育てたヘチマから作ったヘチマスポンジは使い始めから使い終わりまで嬉しいですよ。わたしはキエーロというコンポストを利用しているのですが、使い終わったヘチマスポンジはキエーロ(コンポスト)に入れています。ヘチマは植物だから土に還ることができるんです。
いきなりヘチマを育てるのはハードル高いと思う方もいるかもしれませんが、販売されている天然素材のスポンジやふきん、ブラシを選んでも良いと思います。今まで捨てるのが当たり前だったスポンジを土に還すことができるってとてもうれしい体験ですよ。ぜひ、土に還るスポンジを使って、土に還してみてほしいです。
この記事を書いたのはきいろ
整理収納アドバイザー、クリンネスト。
シンプル・サステナブル・整えるをテーマに暮らしの気づきや片付けのこと、サステナブルなアクションなどを投稿しています。
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