まるであのフルーツの味に変身!? 柿の美味しい食べ方2選

2023/11/02
  • 証券会社、編プロ・出版社、惣菜店経営、料理教室講師を経て、ライター。食べたいものはなんでも手作りがモットー。Instagramでは基本調味料で野菜の美味しさを引き出すわっぱ弁当&おうちごはんを投稿。もっと見る>>

今年は柿が豊作で、私の住む街でも柿が鈴なりになっているのをよく目にします。物価高の中、柿は値段が下がっていて、しかも甘みがたっぷりというニュースも。

もし、柿が安くたくさん手に入ったら、そのままむいて食べるだけじゃもったいない! ある素材を一つ足すだけで、柿とは思えないフルーティーな味に変身しますよ。

今回は、野菜や果物のおいしさを引き出す野菜料理家・越野美樹がおススメする、柿のびっくり! おいしい食べ方をご紹介します。

柿を美味しく保存するコツ

柿の旬は秋から冬にかけて。まさに今が旬で、早生の時期が終わって、おいしい甘柿がたくさん出まわっています。

柿の渋みのもとはタンニンで、口の中で溶けると渋く感じます。

甘柿にもタンニンが含まれますが、収穫時に水溶性から不溶性に変化することで、口の中で溶けなくなるために渋みを感じにくくなります。

柿の渋みを感じにくくするには、柿の色が濃くなるまでは常温で保存し、柔らかく熟してきたら冷蔵庫に保管するのがおススメです。

少し若い柿は、種類によっては渋みを感じることもあり、熟しすぎた柿は独特の食感で、苦手な人もいますよね。
私も、熟し過ぎた柿は苦手です。

ちょうどいい熟し具合を食べたいですが、少し若めだったり柔らかすぎる柿を食べなくてはいけない時もあります。そんな時、ある食材と一緒に食べると、柿とは思えないようなびっくりな味に変身し、どんどん手がのびます。

ある液体をかけるとりんご?

まだ色が薄い柿は、シャキシャキとした歯応えに満足感を感じますが、種類によってはちょっと渋みが残っていることもありますね。

そんな時、友人に「柿にレモンをかけると全く違う味になるよ」と聞いたのを思い出し、レモンはないけれど家にあったすだちの絞り汁をかけてみました。

すると、酸味味が加わることで渋みが抑えられ、りんごのような風味を感じました!


レモンに限らず、柑橘類ならなんでもOK。

今の時期はかぼすやすだちが旬ですし、我が家の近くでは青ゆずも手に入ります。柑橘類も旬のものはお値段も安いので、気兼ねなく使えます。

あの食材と一緒に食べるとマンゴー?

私は実は熟した柿の食感が苦手なのですが、ある時ヨーグルトをかけてみたら、びっくり!  マンゴーのような味と食感で、どんどん手が伸びます。

今まで熟してしまった柿は家族に食べてもらっていたのがもったいない! と思えるほど美味しくて、クセになりそう!


今回はナッツときなこを加えてみました。いろいろな食感と風味が味わえて、満足感がありますよ。

旬の柿を美味しくいただこう

旬の柿は安くて栄養価も高いので、今のうちにたくさん食べたいですね。

若い柿も熟した柿も美味しくいただくコツを知って、柿の魅力を堪能しましょう。



後に記事を書いたのは…越野美樹
野菜料理家・ライター。基本調味料で野菜のおいしさを引き出す料理、自然住宅・田舎暮らし・SDGs、暮らしの節約術など、レシピやコラムでご紹介しています。

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