【レシピあり】残念なかぼちゃをおいしく食べるコツ3選
- 証券会社、編プロ・出版社、惣菜店経営、料理教室講師を経て、ライター。食べたいものはなんでも手作りがモットー。Instagramでは基本調味料で野菜の美味しさを引き出すわっぱ弁当&おうちごはんを投稿。もっと見る>>
野菜料理家の越野美樹です。かぼちゃもそろそろ名残の季節。かぼちゃにもいろいろな味があり、ホクホクなかぼちゃ、甘いかぼちゃに当たったらサイコーですが、水っぽい残念なかぼちゃもありますよね。
残念なかぼちゃに当たった時、あきらめないで! 水っぽくて味の薄いカボチャをおいしく食べるコツを3つお伝えします。かぼちゃをおいしくいただけるレシピもご紹介!
水っぽいかぼちゃをおいしくいただくコツ
かぼちゃを切ってみた時、「もしかしたらおいしくないかも……」と思うこと、ありますよね。中の色が薄くて黄色っぽかったり、包丁で切ると柔らかくてすぐに切れるかぼちゃは、残念な味のことが多いです。
そんな時、かぼちゃの残念さ度合いによって、調理法を変えるとおいしく食べられますよ。
【オススメその1:塩味の蒸し煮】
ちょっとだけ残念なカボチャは、一口大に切って気持ち多めの塩をふり、少なめの水で蒸し煮すると、甘味とホクホク感が増します。甘辛に煮ると余計に水っぽくなることが多いのですが、塩味を試してみてくださいね。
【オススメその2:ニンニクオイルソテー】
煮るとおいしく食べられそうにないかぼちゃは、薄切りにして塩を少々ふり、オイルで焼くのがオススメ。みじん切りしたニンニクやこしょうなどを加えると、さらにおいしくいただけますよ。
それでもちょっと味が薄くて食べられそうにないという時は、まだあきらめないで! ちょっとひと手間かけることで、おいしい料理に変身します。
モチモチ!かぼちゃもちのレシピ
材料(2人分)
かぼちゃ 400g※
片栗粉 大さじ1
塩 ひとつまみ
オリーブオイル 大さじ1
※水っぽいカボチャの場合は含水量が多く身が少ないので仕上がりは少なくなります。
作り方
1.カボチャはワタと種を除いて一口大に切る。
2.鍋に1と水100ml、塩を入れて中火にかける。
3.沸騰したらフタをして弱火にし、10分ほど蒸し煮する。
4.火が通ったらフタを開けて中火にし、水気を飛ばす。
5.マッシャーなどでつぶし、片栗粉を加えてよく混ぜ、小判型に丸める。
6.フライパンを弱火に熱してオリーブオイルを入れ、5を入れてフタをする。
7.3分ほどしてきつね色になったら裏返し、フタをして3分ほど焼く。
ポイント
水分量の多いかぼちゃは火を入れるとたっぷりみずが出るので、少なめの水で蒸し煮してください。
かぼちゃをおいしく食べよう
モッチモチで甘く仕上がる「かぼちゃもち」、いかがでしたか?
ホクホク&甘いカボチャに出会えることを願いつつ、もしも残念なかぼちゃに当たったら、捨てないで! おいしく食べられる方法を見つけて、ぜひ救済してあげてください。
記事を書いたのは…越野美樹
野菜料理家・ライター。基本調味料で野菜のおいしさを引き出す料理、自然住宅・田舎暮らし・SDGs、暮らしの節約術など、レシピやコラムでご紹介しています。