ゆず

柑橘類の美味しい食べ方2選! 無駄なく丸ごと使えるレシピ 

2023/12/03
  • 証券会社、編プロ・出版社、惣菜店経営、料理教室講師を経て、ライター。食べたいものはなんでも手作りがモットー。Instagramでは基本調味料で野菜の美味しさを引き出すわっぱ弁当&おうちごはんを投稿。もっと見る>>

野菜料理研究家の越野美樹です。

酸っぱい柑橘類の美味しい季節。柑橘類は搾って汁を使うのもよいですが、どうしてもゴミがたくさん出てします。今回は、酸っぱい柑橘類を丸ごと使った美味しい食べ方を2つご紹介します。どちらもどんどんススムので、たくさん作ってくださいね。

柑橘類の美味しい食べ方

酸っぱい柑橘類は、汁を絞って使うことが多いですね。我が家では、ご飯、お味噌汁、サラダ、おかず、何にでも柑橘の汁をかけます。爽やかな風味になって、食欲がない時に特におすすめですよ。

また、レモン塩が流行した時には、お鍋のお供に作ったこともありましたが、苦味がたってしまって、私はあまり好みではありませんでした。

柑橘は酸味を楽しみながら、苦味を抑える食べ方をするのがおすすめです。柑橘を使った、しょっぱいレシピと甘いレシピをご紹介します。

今回はゆずをたくさんいただいたのでゆずを使いましたが、すだち、かぼす、レモンなど、酸っぱい柑橘だったらどんなものでも使えますよ。

柑橘を丸ごと食べる

ゆず

今回ご紹介するのは、柑橘類のしぼり汁ではなく、丸ごといただくレシピ。半分に切ったら見えるところの種をのぞき、8等分に切り、身をはがします。

包丁で切るのが面倒な場合は、半分に切ったらタネをのぞいて身をはがし、熱湯消毒したキッチンバサミでチョキチョキ切ってもOKです。

今回は身の部分を使うレシピをご紹介しますが、白いワタを除けば、皮も使えますよ。千切りにして2回ほどゆでこぼし、お砂糖とお水で煮てオーブンで焼けば、ピールの出来上がり! 無駄なく使って2度楽しめます。

柑橘鍋のタレのレシピ

柑橘鍋のタレ

身の部分をつかって、まずはお鍋のお供におすすめのタレをご紹介します。簡単に手作りダレが作れるので、チャレンジしてみてくださいね。ゆず以外の酸っぱい柑橘類でも同じように作れます。

材料
ニンニク 1片
生姜 1片
ゆず 2個
醤油 大さじ2
本みりん 大さじ1
すりごま 小さじ1

作り方
1.ゆずは半分に切って種をのぞき、さらに8等分に切る。皮から身を外し、器に入れる。
2.生姜とニンニクをすりおろし、1に入れる。
3.醤油、本みりん、すりごまを入れて、よく混ぜる。

小さいお子さんがいるご家庭では本みりんを使わずに、お砂糖小さじ1程度に変えてくださいね。

作ってすぐ食べられ、清潔な器とスプーンを使えば、冷蔵庫で2−3日日持ちします。締めのうどんやおじやなどに入れても、爽やかで美味しいですよ。

ゆず茶のレシピ

ゆずはちみつ

甘くて酸っぱくて、どんどん飲みたくなるゆず茶。ビタミンCもたっぷり入って、冬の健康を守ってくれます。いろいろな作り方がありますが、今回は一番簡単に作れる方法をご紹介します。皮を使うレシピもありますが今回は身だけを使い、さっぱりといただけるゆず茶に仕上げます。

材料
ゆず 3個
はちみつ 適量

作り方
下準備:瓶を熱湯消毒し、自然乾燥しておく。

1.ゆずは半分に切って種をのぞき、さらに8等分に切る。皮から身を外し、熱湯消毒した容器に入れる。
2.はちみつをゆずがかぶるくらい入れる。

冷蔵庫に入れて、半日ほどたてば食べられますが、2−3日たってからの方がまろやかで美味しいです。ドアポケットに入れておくと、冷蔵庫を開閉するたびに自然にゆすられてオススメです。清潔なスプーンを使えば、1ヶ月ほど楽しめます。

出来上がったら大さじ1程度をすくって、炭酸水や熱湯、紅茶、ハーブティーなどと合わせて楽しんでくださいね。

しぼり汁だけではない! 身を丸ごと使える柑橘の食べ方、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか?

記事を書いたのは…越野美樹
野菜料理家・ライター。基本調味料で野菜のおいしさを引き出す料理、自然住宅・田舎暮らし・SDGs、暮らしの節約術など、レシピやコラムでご紹介しています。

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