【レシピ】マンネリ料理をやめると野菜嫌いを克服? 野菜が美味しく食べられるコツ

2024/03/03
  • 証券会社、編プロ・出版社、惣菜店経営、料理教室講師を経て、ライター。食べたいものはなんでも手作りがモットー。Instagramでは基本調味料で野菜の美味しさを引き出すわっぱ弁当&おうちごはんを投稿。もっと見る>>

調理師・やさい研究家の越野美樹です。
今回は、苦手な野菜を克服できる、3つのコツをお伝えします。
子どもが野菜嫌いなのは、実は大人のマンネリ料理が原因かも? 子どもが野菜をおいしく食べられるコツをつかんでいきましょう。

野菜を食べない理由はマンネリ?

木の背景に魚と野菜のサラダ
gbh007/gettyimages

お子さんが野菜嫌いで困っていませんか? 野菜が嫌いな理由は、いくつかあります。

・野菜の見た目が苦手(大きすぎる・形が嫌いなど)
・野菜の食感が苦手(かたい・筋があるなど)
・野菜の味が苦手(苦い・酸っぱいなど)

苦手な野菜を克服するには、3つのコツが必要です。

・切り方を工夫する
程よい大きさや形に切る、筋があるなら筋を断ち切る方向に切るなど。
・調理法を工夫する
煮た柔らかい食感が苦手なら揚げる、生のシャキシャキ食感が苦手なら炒めるなど。
・調味料を工夫する
和風の味つけが苦手ならマヨネーズやケチャップを使う、ニンニクやニラなどの香味野菜を使うなど

同じ食材の場合、いつも同じ切り方や調理法、調味料を使ってお料理していませんか?
お子さんが野菜のどんな形や調理法、味つけが苦手なのかよく観察してみましょう。
野菜の切り方×調理法×調味料の3つがお子さんにマッチすれば、おいしく食べられます!

ワンパン!鶏肉団子の甘酢あんかけのレシピ

子どもが大好きな肉団子にたっぷり野菜を加えました。
今回は鶏ひき肉から手作りしていますが、市販の肉団子を使ってもOK!

材料(4人分)

鶏ひき肉 200g
ニンニク 1片
玉ねぎ 1/2個
にんじん 1/4本
じゃがいも 1個
ごま油 大さじ1
本みりん 大さじ1
ケチャップ 大さじ2
醤油 小さじ1
A片栗粉 大さじ1
A水 大さじ1
乾燥パセリ 適量

作り方

1.ニンニクは粗みじん切りにする。玉ねぎとにんじんとじゃがいもは1cm角に切る。じゃがいもは水にさらして水気を切っておく。
2.ボウルに鶏ひき肉を入れてよくこね、小さめの一口大に丸める。
3.フライパンを弱火に熱して1を入れ、炒める。
4.水200ml (分量外)を加えて中火にし、2を入れる。
5.5分ほどして鶏肉がかたまったら、本みりん、ケチャップ、醤油を入れる。
6.水気がほとんどなくなったら、Aを混ぜて鍋肌から加え、全体になじませる。

・肉団子は早く火が通るように小さくまるめることで、時短で仕上がります。
・野菜は小さめに切ることで、存在感が小さくなり、食べやすくなります。
・仕上げに乾燥パセリを加えても!

野菜を残さない献立の立て方

毎日の献立、何にするか悩みますよね?

毎日の献立もまた、野菜の切り方、調理法、調味料を意識すると、バリエーションが豊かになります。

切り方:千切り・角切り・小口切り・乱切りなど、いろいろな形を意識し、また大きさをさまざまにしてみましょう。

調理法:なまものはお弁当には衛生的にオススメしませんが、ゆでる、煮る、焼く、炒める、揚げるなど、いろいろな調理法を使いましょう。

調味料:たとえば全て醤油味だけにせず、基本調味料の「さしすせそ(砂糖などの甘味料、塩、酢、醤油、味噌)」を使い分けましょう。バリエーションを広げたい時は、それ以外の調味料や香味野菜もプラスしてみましょう。

子どもが野菜嫌いなのは、実は大人のマンネリが招いているかもしれません。

うちの娘が小さい頃、大根のおみそ汁が苦手だったのですが、ごく細い千切りで塩味のスープにしたところ、たくさん食べてくれました。また、かぼちゃの煮物は苦手でも、マッシュサラダは大好物!

野菜嫌いは、ちょっとした意識を持つと、克服できますよ! お子さんが食べられる切り方・調理法・調味料をみつけてくださいね。

記事を書いたのは…越野美樹。基本調味料でおいしさを引き出すやさい料理家、調理師。ワンオペ・フルタイムでも作れる簡単・時短やさい料理が得意。講談社コクリコ、ケノコト、ポラン宅配、Nadiaなどでレシピやコラムを執筆しています。

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