4ヶ月分の荷づくりをしていた元クルーズ船乗組員直伝!旅の荷物をコンパクトにする工夫3選

2024/07/30
  • 元客船乗組員。夫は現役船員のため、年の2/3は完全ワンオペ育児中。乗組員時代の狭小船室生活と10年間のワンオペで学んだ、1人でも無理なくまわせるシンプルなモノの持ち方、暮らし方を発信中。もっと見る>>

こんにちは。

「ワンオペでも無理なくまわせるシンプルライフ」がモットーの船員妻、Kota(コタ)です。

元クルーズ船乗組員のわたし。3~4ヶ月間の乗船勤務時の荷物は、60ℓスーツケースひとつぶんでした。

洋服は船上で洗濯できるし、足りないものは寄港先で買ったり代用したりで何とかなる。スーツケースひとつぶんのモノで十分暮らせることを実感した経験でした。

当時の経験から、今でも旅行の荷物はなるべくコンパクトにする習慣が。泊数に関わらず、約33ℓ=Sサイズのスーツケースにわたしと小学生の娘2人、計3人分の荷物を収めています(夫が一緒の場合は、リュックをひとつ追加)。

荷物が少なければ準備や荷ほどきがラクちん。旅先でもフットワーク軽く行動範囲を広げられて良いことずくめ。今回は、旅の荷物をコンパクトにする3つの工夫をご紹介します。

持ち物リストはマスト

パッキングをスムーズに進めるために、持ち物リストは必須。リストがあれば、毎回ゼロから必要なモノを考える負担が減るし、この通りに用意すれば大丈夫という安心感も。

せっかく旅行をするなら、持ち物で頭を悩ませるよりも、旅先での過ごし方を考える方にエネルギーを使いたいですよね。

初めてリストをつくる時は、ネットで子どもの年齢や家族構成が似ている方の情報を参考にすると◎。わたしは一度つくったものをスマホに保存して、旅行が終わるたびに更新しています。特に子どもは成長とともに必要なアイテムが変わるので、見直しは欠かせません。

これを繰り返すことで、過不足のない「わが家の最強リスト」が完成!あれこれ余計なモノで荷物が増えることがなくなります。

リストは【クローゼット】や【洗面所】など、収納場所ごとにまとめておくと、それぞれの場所に1回アクセスするだけで必要なモノがそろうから効率的。

リストの一部はこんな内容です。わたしの場合、「種類別」より「収納場所別」が使いやすい!

かさばる洋服は、洗濯機つきの宿選び+行き帰りに着るがコツ

夏場の泊数が多い旅行では、洗濯機のある宿泊先を選ぶようにしています。これだけで、荷物に入れる洋服の枚数をぐっと減らせる効果が。さらに、デニムなどの重量があるボトムスや羽織り類は行き帰りに身につけて、荷物をコンパクトに保ちます。

持って行く洋服の数は、1泊なら1セット、2泊以上なら何泊でも2セットが基本。娘たちも小学生になり、日中の着替えが不要になったので、同じく2セットで十分です。

旅の洋服は、真夏でも冷えを防ぐためにノースリーブではなく袖つきのトップスを中心に。そして、できれば綿100%より化繊入りのものを選ぶのもポイント。スーツケースに入れてもシワになりにくく、洗濯後もすぐに乾いて便利です。

最適な洋服を選定したら、パッキンググッズを活用して最後の仕上げ。Standard Productsの圧縮バッグはワンコイン(税込み550円)で買えて、空気を押し出す手間いらず。かさばる衣類を程よくスリムにしてくれる、パッキングの強い味方です。

4泊5日旅のリアルな洋服はこちら。行き帰りはTシャツ+パンツにワンピースを羽織って、移動中の冷房対策を。前開きのワンピースは1枚でも着られるし、羽織りにも使えて便利です

身だしなみアイテムは、宿にあるものを最大限活用する

ひとつひとつは細々しているコスメ&スキンケアグッズも、一式持って行こうと思うとなかなかの重さに。

これらを減らすカギは、滞在先にあるものを活用すること。アメニティが充実している宿なら、クレンジング~保湿アイテムまでは用意されていることも多いですよね。事前に有無を確認して、ないものだけを持参します。

スキンケアグッズを持って行く場合は、面倒でも100円ショップの容器に詰め替えて少しでも軽く。

コスメ類は、自宅でメイクする時よりもアイテム数を減らします。暑い季節は汗で化粧崩れしやすく、日焼け止めも塗り直したいので、ベースメイクはミニマムに。下地やファンデーションはカットして、日焼け止めと軽い補正効果のあるパウダーで乗り切ります。リップやチークで血色感をプラスすれば、そんなに手抜きには見えないはず…。

日焼け止め+これらのアイテムでシンプルに仕上げます

さいごに:荷物は減らして思い出を増やそう!

慣れない場所で過ごす旅行は、心配からあれこれ詰め込みたくなりますよね。子どもと一緒だとなおさらです。

でも、荷物がミニマムなら準備や移動がラクラク。疲れにくいから軽やかに旅を楽しめること間違いなし。それに、何かがなくて困った時は、現地で調達したりあるもので工夫したりすることで、子どもの経験値がアップするきっかけにもなるはずです。

3人分の4泊5日の荷物を詰めた状態がこちら(夫はリュック)。今回もSサイズのスーツケースに収まりました

◆記事を書いたのは・・・Kota(コタ)。
夫が船員のため、年の2/3は小学生の娘2人との3人暮らし。
「ワンオペでも無理なくまわせるシンプルライフ」をモットーに、暮らしを今よりちょっと良くするための試行錯誤を発信しています。

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