【もうすぐ一年生】小学校入学前に親子で取り組んでおきたいこと5選

2025/02/05
  • 夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。 もっと見る>>

サンキュ!STYLEライターの節約×投資主婦おこめです。

もうすぐ入学のシーズンがやってきます。新しい環境での生活は、親子ともども、期待と不安が入り混じりますよね。「準備できることはしておきたい!」とお考えの親御さんも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、元小学校教諭で現在も子どもと関わる仕事に携わっている筆者が、スムーズに小学校生活をスタートさせるために「入学前に親子で取り組んでおきたいこと」を5つ紹介します。

1.安心感アップ「通学路」の確認

入学前に通学路を覚えておくと、安心して登下校することができます。

自分で歩いて登校することは、保育園・幼稚園との大きな違いの一つであるため、不安に思っている親御さんも多いのではないでしょうか。

それは子ども達も同様で、「知らない道を歩いて学校に行く」のはストレスが大きいもの。スクールガードさんや上級生が一緒に歩いてくれるとはいえ、知っているのと知らないのとでは気持ちも違ってきます。

そこで、入学前に何度か、学校までの道のりを散歩したり、サイクリングしたりして「知っている道」にしておくことをおすすめします。

どれくらい時間がかかるのかを把握したり、実際にランドセルを背負って歩いてみたりするのもいいですね。入学前に通学路に慣れておくことで、スムーズに学校生活がスタートできると考えます。

2.練習しておきたい一人で「お着替え」

お着替えをしたり、脱いだ衣服を畳んだりすることに慣れていると、学習活動にスムーズに取り組めます。

おうちでは、自分で衣服の着脱をしたり、畳んで片付けたりする習慣がついていますか。小学校では、給食の際にエプロンに着替えるなど、体育の授業以外にもお着替えをする場面が出てきます。

はじめはゆったりと時間を確保されることが多いので、焦る必要はありませんが、一人で着脱→畳む→袋に入れるまでの動作がスムーズにできるようにしておくと安心です。

おうちで練習する際には、「早着替え競争」などゲーム要素を取り入れると楽しくできるのでおすすめです。脱いだ衣服を畳むのが苦手なお子さんには、あらかじめ大きめの体操服入れを用意するといった工夫もできるかと思います。

3.意外な盲点「持ち物」の把握

自分の持ち物を「これは僕(私)の物だ」と分かっておくことは、意外と重要です。

小学校での学習が始まると、自分で管理しなければならない学用品が一気に増えます。入学に際して新たに購入する物も多いかと思いますが、持ち物を「これは自分の物だ」とわかっていないと、学習活動に支障をきたします。

持ち物が増えることで、机の周りに物が散乱している子をよく見かけます。「○○さん、えんぴつが落ちているよ」「え、これ私のなの?」と、落ちている物を見ても、それを自分の物だと認識していないケースもよくあります。

ですので、えんぴつや体操服入れなど新たに物を購入した場合は、名前を書くだけでなく、自分の物がどんなデザインなのかを覚えておくことが重要です。

学校生活が始まる前に何度かおうちで使ってみて、扱い方に慣れておくのもいいですね。

4.在園中から「早寝早起き」

小学校生活が始まったら、早寝早起きはマストです。

慣れない環境で慣れない学習活動に取り組む4月の子ども達。一日を終えて帰宅する頃には、大人の想像を超えるくらい疲れています。

授業中にぼーっとしている子を見かけることもありますが、「どうしたの?」と尋ねると「夜10時まで起きていた」というケースも珍しくありません。

今、寝る時間が遅いと感じているご家庭の場合、新学期からいきなり早寝早起きをしようとしてもなかなか習慣づけるのが難しいことと思います。ですので、卒園する前の慣れた生活の段階から、早寝早起きに挑戦すると取り組みやすいのではないでしょうか。

「もうすぐ一年生だから♪」の魔法の言葉で気持ちを高めつつ、親子で協力して取り組んでみてください。入学後の生活がグッと楽になりますよ。

5.親の心も救われる「おかえりのハグ」

帰ってきたときに親御さんからのハグがあれば、子ども達は明日もがんばれます。

慣れないことばかりで親子ともどもストレスを溜めがちな新生活。毎日本当に忙しくて、心の余裕もありませんよね。ですが、帰宅したときのその一瞬だけ、満面の笑みでお子さんを迎えていただけませんでしょうか。

子ども達は、親御さんが思っている以上に、親御さんのことが大好きです。つらいことがあっても、笑顔の「おかえり」、ただいまの「ハグ」があれば、それだけで回復できてしまいます。

そしてこの瞬間は、育児に仕事に日々がんばる親御さん自身を救ってくれるものにもなりうると感じます。

筆者が小学校教諭をしていた頃、子ども達はどれだけ担任のことを好いてくれても、「親御さんに勝てた」などと思えたことは、一度たりともありませんでした。

家庭は子ども達にとっての安全基地。親子そろって心が回復できる習慣を、ぜひ就学前から身につけておくことを強くおすすめします。最初は気恥ずかしいですが、慣れてしまえばへっちゃらですよ。

以上、入学前に親子で取り組んでおきたい5つのことを紹介しました。春から楽しい学校生活が送れるよう、ぜひ実践してみてください。

◆記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターおこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。住まいは2LDKの賃貸アパート。

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