【旬レモン】甘酸っぱさがくせになるクリーム「レモンカード」の作り方|おやつレシピ
こんにちは!サンキュ!STYLEライターで調理師のracssです。
国産の完熟レモンが出回るこの時期、いろいろな料理に使いたいですね。トーストやスコーンにたっぷりつけたい甘酸っぱいクリーム「レモンカード」の作り方をご紹介します。
レモンカードとは?
レモンカードとは、レモンと卵、バターで作るスプレッドのこと。イギリス発祥の甘酸っぱいバターのクリームです。
卵が入っているから黄色くてカスタードクリームのような雰囲気もあり、レモンの酸味が凝縮していて酸っぱいもの好きな人なら大好きになるはず。手作りならたっぷり作れますし甘さも好みにできます。
日本では12月から国産レモンの旬が始まっています。国産レモンは輸入レモンに多い「防黴剤(ぼうばいざい)」という農薬が使われていないので、皮ごと使うのにおすすめ。
国産レモンのうちいくらかは青いうちに収穫し「グリーンレモン」として流通しますが、多くは木の上で黄色くなってから収穫されます。
完熟したレモンは糖度も高くなっています。国産レモンならではの旬の美味しさをレモンカードでたっぷり味わいましょう。
レモンカードの材料と作り方
<材料>
国産レモン 1個
卵 1個
グラニュー糖 60g
バター 50g
レモンは黄色い果皮をすりおろす。白い部分は苦みがあるので入らないようにする。
果汁を絞る。絞り器がないときはフォークを刺して内側で回すようにするとよく絞れる。
種が入らないよう濾しながら絞るとよい。
小鍋にバター、グラニュー糖を入れ、ごく弱火でバターを溶かす。よく混ぜる。
火から下ろしレモン果汁と溶き卵を加え、よく混ぜる。
再び火にかける。ごく弱火で泡立て器で混ぜながらとろみがつくまで加熱する。
とろみがついてきたら、火を止め、ゴムベラで鍋の縁から集めるようにして余熱で火を通す。
最後にレモンの皮を加えてできあがり。
保存容器に入れいったん冷蔵庫で冷やして固めます。冷蔵庫で1,2週間保存できますよ。
(できたての温かいうちに味見するのも美味しいです)
失敗を防ぐコツは弱火
レモンカードを作るときの最大のポイントは、「弱火」です。
バターは温度が上がりやすく、卵との温度差が開くと分離してしまうからです。あらかじめ卵は冷蔵庫から出し、常温に戻しておくようにしましょう。
加熱時はごく弱火にかけ、温度が上がりすぎないよう様子に合わせて火から下ろしたり火を消したりするとよいでしょう。調理用の温度計があれば使い、70度を超えないようにすると安心です。丁寧に作るなら、直火ではなく湯煎で行う方法もあります。
といっても、おうち用ですからあまりむずかしく考えず、卵がザラザラにならなければOK!まずはトライしてみてください。
レモンカードの食べ方
カリッと焼いたトーストに塗るのはレモンカード発祥のイギリスでも定番の食べ方だそう。
他にスコーンやレーズン入りブレッドとも相性抜群。フルーツタルトのカスタードクリームと合わせてレモンタルトにするのも絶品です。
国産レモンが出回る時期に、ぜひ何度か作ってみてくださいね!
●記事を書いたのは・・・racss(らっくす)
【racssプロフィール】
調理師・食育インストラクター2級・菜園家。
もっと楽しく&健康的に食べたくなる食のはなしを発信します。