憂鬱な毎日の夕食作り♪時短出来ても満たされなかったのはなぜ?
整理収納アドバイザーの高橋香織です。
私が夕食作りの時短の為にやってみた事と、その後に感じた「あれ?」についてのお話です。
子供達の成長により食べる量が多くなるにつれて、何だか料理を作る事が負担に感じる様になりました。負担を減らす為に、曜日ごとにメニューを固定にしてみたりテイクアウトを利用したりしました。
しかし、時短が出来た後は想像していた様な充実した気持ちにはならなかったのです…。
ミールキットが一つじゃ足りない
子供達の食べる量が増えた事で、夕食作りにどうしても時間がかかる様になりました。以前はミールキットを週3回分購入して、それを作った後はご飯を炊くだけでササっと夕食作りが終わっていました。
でもだんだんとミールキット1つでは足りなくなって来て、一回の夕食に2つ必要な日も。コストが気になるし以前よりだいぶ時間がかかる様になりました。
でも毎日全て自分で作ると一からメニューを考えないといけないし、キッチンに立っている時間もだいぶ長くなりました。そして、徐々に夕食作りの時間が負担に感じる様になりました。
フリーランスになって働き方が変わると…
そんな中フリーランスでお仕事を始めました。フリーランスの特権と言えるかもしれませんが、仕事の時間を自由に取れる事はとても生活がしやすく快適です。でもすぐに、家事の時間を多く取るとその分仕事の時間が減ってしまう状況にモヤモヤする様になりました。フリーランスあるあるかもしれません。
そこで、なんとか仕事の時間を今より多く確保したい!と思い、夕食作りを時短出来ないかと考え始めたのです。
金曜日はテイクアウト、月曜日と火曜日はメニューを固定する
まず最初にやってみたのは、金曜日はテイクアウトに頼る事にしました。すると、子供達は好きなメニューが食べられるし、私は洗い物をしなくて良いしと万々歳。また夫も金曜日は気兼ねなく職場の方と飲みに行ける様になり、家族にとって色々と良い効果が生まれました。
次に試したのはメニューを固定しておくことです。月曜日はササっと作れる焼きそば、火曜日は夫お手製のカレーかハヤシライス、またはシチュー。これで私が夕食作りに時間がかかる日は水曜日と木曜日だけになりました。
しかし、しばらくは快適に過ごしていたのですが、何だかモヤモヤする落ち着かない気持ちが少しずつ私の中に溜まっていくのを感じていました。
憂鬱だったはずの夕食作りが、かけがえのない時間だったとは…!
モヤモヤの原因が何かを考えている内に気づいたのは自分自身でも意外な事でした。
私は日々の忙しい中で家族に感謝する気持ちを伝える事があまり出来ていませんでした。そんな中、夕食を頑張って手作りする事で言葉には出来ない感謝の気持ちを込めていた、美味しそうに食べてくれる姿を見る事で心が満たされていたのです。
その事から私は夕食作りが時短出来ても、心から満足した気持ちにはなりませんでした。
今は他の家事の時短に試行錯誤中…
その後は無理のない範囲でなるべく栄養が取れそうなおかずをつくり、品数も少しずつ増やして手作りの夕食を出す様になりました。
すると、家族が美味しそうに食べてくれる姿を見て、以前よりもっと満たされた気持ちでいっぱいになりました。自分で選んで料理にかかる時間を取っているので以前の様に負担に感じる事も少なくなりました。
暮らしの中で大切にしたい事は人それぞれです。家事の時短や見直しは自分の中の大切なモノに気付く良い機会になると思います。私は今も他の家事を時短できないか、日々、試行錯誤中しています。
この記事を書いたのは…サンキュ!STYLEライター 高橋香織
元MUJIスタッフ・歳の差3姉弟の母 整理収納アドバイザー。お客様の片づけサポートでは無印良品の家具や収納用品の提案が得意。11歳の長女、9歳の次女、1歳の長男の歳の差姉弟の母。