痩せたいなら、これだけはやってはダメ!ダイエット黒歴史3選

2020/03/06
  • 10kg痩せて読モになった、ママダイエットインストラクター。元・大手学習塾教室長。 もっと見る>>

子育てママを健康で幸せにするダイエットインストラクター、サンキュ!STYLEライターのけんママです。
暖かくなってきて、薄着になってくると、体型が気になり出す方も多いですよね。
1年間で-10kgの減量に成功した私ですが、ダイエット当初は正しい知識がなく、失敗の数々を繰り返していました。そんな私の黒歴史の中から、「やってはいけない3選」をお伝えします。

1.ファスティングで激痩せ!

「やってはいけない3選」1つ目は、「ファスティングで激痩せ!」
SNSを見ていると、綺麗なお姉さんたちが、ファスティングで楽して痩せた!と言っている画像をよく目にして、心が揺らぎます。ファスティングとは、断食のこと。本当の断食は一切食事をしませんが、ダイエット界隈のファスティングはヨーグルトだけ、フルーツだけ、酵素ドリンクだけ、等さまざま。
当時の私は、「きっと体の中が綺麗になるんだ!」そう信じて、ヨーグルトファスティングというヨーグルトと水だけを摂取することにしました。
するとどうでしょう。綺麗になるどころか、固形物を取っていないので、便秘に。そして、空腹によるイライラ感。エネルギー不足で、動けない。ダイエット以前に、人としての生活が脅かされてしまう…。そう感じたので、3日目に中断。
期待した体重も、減りはしませんでした。そもそも、減ったとしても、食べなかったから減っただけで、脂肪は減りません。
元気に生活し続けるには、極端に偏った食事習慣に変えることはNGです。

2.基礎代謝以下のカロリー摂取で痩せる!

こちらもSNSでたまに見かける恐ろしいダイエット法。「基礎代謝以下のカロリー摂取で痩せる!」
基礎代謝とは、一般的には、生命維持に必要な最低限のエネルギー量のことです。つまり、生きていくのに必要なエネルギー。それを下回るエネルギー摂取しかしないということは、生きていくことを諦める行為ということです。
基礎代謝の何となくの意味しか知らず、間違った知識を受け入れていた時、必死にカロリー計算をして、基礎代謝よりも少ない食事にしようとしていました。本当に恐ろしいことです。
ダイエット以前に、命を大切にしましょう。
きちんと食べてエネルギーを得ることは、人間の基本です。

ちなみに、自分の基礎代謝量が気になるという方は、計算してくれるサイトがあります。

3.いきすぎた糖質制限

黒い看板のパーソナルジムの流行以来、ダイエットの主流ともいえる「糖質制限」。
ご多分に漏れず、私も「糖質制限」をしていた時期がありました。
確かに、現代日本人は、糖質を摂りすぎている傾向があります。糖質はグリコーゲンというエネルギーとして使われず、貯蔵しきれなかった分は、体脂肪として脂肪細胞に蓄積されますから、摂りすぎは太る原因になります。そういう意味では、糖質の摂りすぎを抑えることはダイエットとしては良いですよね。
ですが、「いきすぎた糖質制限」は別です。
私の場合、極端にお米やパンを嫌い、糖質の高い野菜までも全て排除したダイエットをしてしまいました。その結果、めまいが止まらない、極度な便秘になるなどの弊害が起きてしまったのです。
医学誌「The Lancet Public Health」に掲載された論文には、適度な炭水化物を食べることが長生きに繋がるという研究結果も発表さえています。ダイエットして痩せたは良いけど、体を壊して短命になったのでは意味がありません。糖質を悪だと思い込まず、栄養バランスを考えながら食事をするべきです。

健康的なダイエットを

私けんママのダイエット黒歴史、いかがだったでしょうか。
痩せたい、綺麗になりたいという思いが、一歩間違うと、寿命を縮めることに繋がるなんて本当に怖いですね。
ダイエットは、痩せることではありません。私の所属する日本ダイエット健康協会の定義では、「ダイエットとは、人が本来備えている代謝機能を正常に保ち、日常生活を健康的に送ることができるための適正体重を維持または獲得することを目的として、食事、身体活動、その他あらゆる生活習慣などを調整し、心身ともに活性化させること」です。
健康であることを損なうようなダイエットは絶対にダメ。ダイエットするならば、正しい知識のもと、健康的な習慣を身に着けることを意識していきましょう!

この記事を書いたのは。。。 けんママ
子育てママを健康で幸せにするダイエットインストラクター。
自身も、1年間かけ-10kgの減量をしたことをきっかけにダイエットインストラクターに。
ダイエット個別指導やセミナー等で、「ストレスフリーで健康的な暮らし」を発信しています。

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