読書好き主婦がおススメする究極の教育本はコレだ!

2021/07/04
  • 北海道出身、東京在住。夫、中学生の息子と3人家族。ABCクッキングスタジオ料理講師ライセンス取得。現在はダイエットインストラクターの資格勉強中。もっと見る>>

お久しぶりです。サンキュstyleライターのりんごです。
最近空いた時間は読書していて、すっかりご無沙汰しておりました。
おかげさまで速読できるようになり、一週間なら3冊は読めてしまうくらいになった私がおススメする究極の教育本を紹介します。

「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶応大学に現役合格した話」坪井信貴

有村架純さん主演の映画「ビリギャル」でお馴染みの原作です。
中一の息子と「ドラゴン桜2」をみていて最終回を迎えたタイミングで図書館で見つけました。
「ギャル」という言葉がピッタリな金髪にミニスカート、メイクの女の子「さやかちゃん」が作者の坪井先生と出会い、お母さん「ああちゃん」も坪井先生と一緒に可能性を信じ、ギャル
を捨て一心不乱に勉強し、見事、東京六大学といわれる名門「慶応義塾大学」へ合格する実話です。
その中で坪井先生と、ああちゃんと、さやかちゃんに教わった教育法を解説します。

①子供の可能性を大人が信じぬくこと。

コレに尽きると思いました。
さやかちゃんが坪井先生の塾に入塾した時は東西南北も知らなかったし、聖徳太子を「せいとくたこ」と太った女の子と思っていたり、夏目漱石の坊っちゃんを「ぽっちゃり」、ペリーを「テリー」、福沢諭吉は1万円の人でさやかちゃんが目指す慶応義塾大学を創った人とは知らなかったのです。
そんなさやかちゃんの可能性を信じぬき、パート代を工面して塾に通わせるああちゃん、根気よく教育した坪井先生は慶応義塾大学に合格させるのです。
歴史が全くダメだったさやかちゃんの珍解答を馬鹿にせず、一緒に笑い、小学生が読むような歴史漫画を読ませました。
子供の角度で教育方法を変えることが大切ですね。

②子供の長所を見つける。

さやかちゃんは見た目とは違い、クラスで地味な子でも対等に優しく素直な子だったといいます。
素直なところ、字がキレイなとこを見抜き「日記」と「読書」を勧めました。
日記と読書は受験に関係ないと思われがちですが小論文のテストで才能が開花するのです。
日記は気持ちを吐き出すストレス解消法にもなりますが、さやかちゃんは最初ネガティブ、最後ポジティブで閉められています。
さやかちゃんの人柄を坪井先生は見抜いてたんですね。

③やるのではなく「ハマる」。

さやかちゃんは褒められたことで自信がつき、ギャルをやめ、勉強にはまったときには学年3位になってました。
その時のさやかちゃんの姿は髪はプリン、顔はストレスで丸々としていてニキビだらけ、穴の開いたジャージでリュックで塾に通っていたそうです。
学校では勉強せず、授業中は寝ていて、ああちゃんは学校にも呼ばれてしまいましたが、ああちゃんは「寝かせてください。あの子は本気で慶応を目指しています」と何度も説得したそうです。
さやかちゃんの学校は大学まで行ける学校でしたし、学校側からしてみれば「モンスターペアレント」に思われたかもしれません。
さやかちゃんの本気をみているうちに冗談だと思っていた友達も「先生、さやか本気だから寝かせて」というのです。
塾代も出さず、否定していたお父さんもさやかちゃんの努力に心が動き、受かったら学費は出すのと滑り止めの関西大学の一時金も出してくれました。
大人が可能性を信じ、子供がやるのではなく「ハマる」環境を作らせ、努力したことで周りも変わっていった素晴らしい教育理念だと思います。

最後に

私もハマっている「読書」ですが1冊の本でも人によってとらえ方「レビュー」が変わります。
私自身、息子が中学生になり、初めての学年末テストを迎えた結果で一緒に喜んだり怒ったりしましたが、坪井先生の本に出合い、息子の可能性を信じてみようと思いました。
子供のことは悩みますよね、教育で迷ったときに、この本を読んでみてはいかがでしょうか?

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