【体験談】娘が高校で不登校になりました。～きっかけ編～
こんにちは。3児の母で調理師、サンキュ！STYLEライターのせんちゃんです。
現在19歳・16歳・12歳の３人の子どもを育てる母の私ですが、実は数年前長女が不登校になりました。
小学校も中学校も普通に登校していた長女だったので私も親として色々と悩みました。
現在長女は新しい道に進めてきたのと本人からも許可をもらったので今日はそのきっかけとその時の自分のことを振り返りたいと思います。
新型コロナウイルスの感染拡大で一変した学校生活がきっかけ。
高校受験を乗り越えなんとか自分の第一志望の高校へ入学した長女。
高校一年生の頃はそれはもう毎日楽しそうに学校へ通っていました。女子高生としての生活を本当に満喫していて親としても今が一番楽しいんだろうな～なんてのんきに思っていたこの頃。
まさか新型コロナウイルスの感染拡大で学校の生活が一変してしまうなんて思いもしなかったのです。
高校2年生になる年にある日突然やってきた「緊急事態宣言」とそれによる突然の「休校」
当初は「え！？学校休みなの！ラッキー！！！」くらいだったと思います。
「テスト延期だって～！！」とか「ゆっくり寝られる～！！」とか我が家の子どもたちはそんな感じでした。
でも長い休校の後の学校生活は体育祭も文化祭も修学旅行も軒並み行事が中止。
それだけでなく部活の試合も中止、お弁当は前を向いて一人で黙食、学校帰りの寄り道も禁止。
友達とは距離を開け無駄に話さないなどの制限だらけの生活になってしまいました。
こんな楽しくなさそうな学校生活になるなんて誰も予想しなかった事でしょう。
でもまだそれでもなんとか学校に行っていたのもこの頃でした。
今年我慢したらきっと来年は行事もできるかも・・という希望があったから。
若者だけが悪者なの！？
多分長女の心が大きくダメージを受けたのは高校生活で一番楽しみにしていた修学旅行の中止が決定した頃です。
世の中は感染者が減ってきた頃にＧＯＴＯトラベルなどがあり、また感染者が増え・・の繰り返し。
学校も当初は延期にして感染者が減ったら行きましょうみたいな感じでしたがキャンセル料の兼ね合いなどもあり結果中止になったのです。
長女からしてみたら世の中にこれだけ旅行をしている人がいるのになぜ自分たちが修学旅行に行けないの！？と納得できなかったんだと思います。
「ママ・・私修学旅行に行きたかった・・・。」と泣く長女に私は何も言えませんでした。
旅行なんてこれからいくらでも行けるけど、制服着てワイワイ大人数で旅行なんて彼女の人生の中ではきっと2度とないんですよね。
長女たちと同じ年頃の子はみんな我慢しているから「みんなが我慢してるんだから仕方ないよね」なんて言葉をかけても余計傷つけるだけだし・・・。
「大人は我慢しろって言うけど私このまま我慢してたら大人になっちゃうじゃん！！！！」
「若者は我慢しろって言ってる大人たちは自分は過去に修学旅行行ったわけでしょ！」
「ニュースは感染者が増えるたびに若者が動くからって言うけど、大人だって公園でお酒飲んだりお年寄りだって旅行したりしてるじゃん！！！なんで若者ばっかり悪く言われるの！？」
と言う長女に何もしてあげられない自分が親として本当に情けなかったのもこの頃です。
「できない事を嘆くより何かできることを探したら？」
みたいな言葉もかけたと思います。
でもこの頃の長女には多分どんな言葉をかけてもダメだったみたいです。
朝起きられなくなりました。
この頃から朝起きられない日が増えてきたと思います。（当時高校3年）
もう本当に起きないんです。無理やり起こしても起きない。大きな声を出しても、優しく声をかけても起きない。
熱があるわけでもお腹が痛いわけでもない。
私自身も仕事に行かなきゃいけないし、下の子どもたちも学校に送り出さなきゃいけない。
「学校に行きたくない。」の長女に「ああ、そうだよね。」って簡単に言える訳でもない。
でも本人が行けないのに無理やり学校に連れて行くわけにはいかない。
私も長女も多分一番どうしたらいいのかわからなかったのがこの頃でした。
今でこそちょっと笑えますが（あまり笑えないかも・・。）一番お互いにぶつかっていたと思います。
高校3年生でこれからの進路も考えないといけない時期になってしまった長女の不登校。
長くなってしまったのでその後不登校になってからどうしたかは別の記事に続きます。
■この記事を書いたのは・・・サンキュ！STYLEライターせんちゃん
現在高校3年生の長女、中学3年生の長男、小学校6年生の次女の3人の子どもを育てながら
教育資金を稼ぐため、多忙にパートで働いてます（汗）。実家が寿司屋を営んでおりますので、子どもの頃から食に対しての意識はわりと高く、もちろんお酒も大好き（笑）
日々おいしく楽しく晩酌して毎日がんばっています。