【体験談】娘が高校で不登校になりました。~不登校になってから編~

2022/11/18
  • 調理師・消費生活サポーター。女子高生、男子中学生、女子小学生の3児の母。もっと見る>>

こんにちは3児の母で調理師、サンキュ!STYLEライターのせんちゃんです。

現在19歳、16歳、12歳の3人の子どもを育てる母の私ですが数年前に長女が不登校になりました。
前回は不登校になったきっかけのお話をしたので今日は不登校になってからのことをお話したいと思います。

高校生で不登校になってしまうと・・。

長女が朝起きられなくなってしまってからしばらくは様子見で学校は休ませていました。

でも高校は小中学校とは違い義務教育ではありません。なのであまり長期間放置するわけにもいかず・・・。
あと何日休めるのか、卒業まであとどれくらい学校に行けばいいのか、このままだとどうなるのか親としてもきちんと理解しなければなりませんでした。
長女の担任の先生とも話し合いとりあえず我が家は一旦休学をする選択をすることにしました。
文章にしてしまうとなんとなくここまでも簡単なことのように思えてしまう気もしますが親としては本当にどうしていいかわからなくてこの頃が一番長女ともぶつかっていたと思います。

私自身は昭和生まれの昭和育ちで何があっても学校へ行け!!みたいに育てられていて。
学校で嫌なことがあっても、あまり体調がよくなくても「頑張れ!!」みたいな感じで行かされていたんですよね。
でも今は昭和通り越して平成も過ぎて令和という時代。
昭和の時代の根性で学校へ行け!!みたいな押しつけはきっとよくないんだろうなぁと思いつつも親としてはやっぱりちょっと頑張って学校へ行ってくれないかな?って気持ちは捨てきれなくて。
今の学校であとちょっと頑張れば卒業できるのに!もったいない!!が本音でした。

でも学校に行きたくない!!!と思っている長女からしたら今は行けないわけです。
今がしんどいんです。
なので私は今の彼女の気持ちを優先しました。とりあえずギリギリまで休んで様子を見ることにしたのです。

休学か退学か転学か。

黒板付き学校教室
maroke/gettyimages

ギリギリまで休んでみたもののやはり学校へは行きたくない長女。
いよいよ今後どうしたらいいかを選択しなくてはならなくなってきました。

実はこの頃心療内科にも通ったりもして「うつ病」の診断もされていました。
なので親としてはもう長女に寄り添い見守るしかなかったんです。
ただ期限内に色々決めなくてはいけなかったので「今学校に行きたくなかったら休んでいいよ。無理して今年度中に卒業しなくてもいい。でも高校はどんな形であれ絶対に卒業はした方が今後のあなたの人生にとっていいとは思う。」とだけは伝えました。
本人は「とりあえず今は休みたい。」との事だったので今年度中の卒業はスパッと諦めて学校には今年度いっぱいの休学届を出し、この先のことはまた改めて考えることにしました。

でもね私もやはり周りから色々と言われるんですよ。
「あとちょっとで卒業できるのにもったいない。」とか「ここまで来れたんだからもう少し頑張ったら?」とか。
私が頑張って卒業できるならいくらでも頑張りますが・・これ以上無理させたらきっと彼女の心が壊れてしまう。
なのでその時はもう何も言わずただただ見守りました。

通信制へ転学する決断。

居間の宿題をしている日本の女の子
kazuma seki/gettyimages

色々と悩んだ結果自分のペースで通える通信制の高校への転学を選択した長女。
学校も自分で探し自分で選びました。4月から新しい学校で高校生活をスタートしています。
長女は元々あまり勉強が好きなタイプでもないので親としてはレポートの提出などがある通信制の高校は向いていないのではないかと思っていたのですが今通っている学校はとても親身になってサポートしてくれるので楽しく通えています。
卒業までに必要な単位が少ないこともありのんびりと通えるのもいいのかもしれません。

長女と同じ年の友人たちが大学生になっている中でうちの子はちょっとのんびりしすぎているかな?と思うこともありますが笑顔で楽しそうに過ごすことができるようになった長女をみているとこれで良かった!と思います。

私も親として本当に悩んだ不登校で、この選択が本当に彼女の人生で正解だったのかはわかりません。
きっとこの先も色々悩むこともあると思います。
ただこの前長女から「あの時休んでなかったらダメになっていたと思う。」と言われちょっと救われました。
この先のことはまだ決まっていませんが長女を信じて見守っていこうと思います。


■この記事を書いたのは・・・サンキュ!STYLEライターせんちゃん
現在3人の子どもを育てながら教育資金を稼ぐため、多忙にパートで働いてます(汗)。実家が寿司屋を営んでおりますので、子どもの頃から食に対しての意識はわりと高く、もちろんお酒も大好き(笑)
日々おいしく楽しく晩酌して毎日がんばっています。



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