【子供に野菜を食べさせたい!】栄養士ママが実践する簡単に野菜不足を補う方法

2020/03/24
  • 栄養士。「身体に優しい簡単ごはんとおやつ」をコンセプトに執筆、レシピ提案などを行なう2児の母。もっと見る>>

こんにちは。

【家族を思いやる身体に優しい手作りを料理】をコンセプトに、「身体に優しい簡単ごはんとおやつ」を提案している栄養士の内田かずよです。

休校によっていつもの春休みより早く1日3食作ることになり、食事を作るのが億劫になっている方も既に多いかと思います。

そのようななか、手抜きをしながらも「子供に野菜を食べさせたい!」と思う方も多いと思います。

けどただ千切っただけの生野菜は食べてくれない! 嫌いな野菜が多い!など、子供だからこその苦労もあると思います。 

今回は、我が家で子供の野菜不足を補うためにストックしている簡単野菜摂取方法をご紹介します。

玉ねぎ+人参を刻むだけ!便利すぎるストック○○

お家で料理を作る際に登場回数が多い野菜に挙げられるものが【玉ねぎ・人参】ではないでしょうか?
使いやすく、値段も安い、通年売っているのでとても手に入れやすい野菜ですよね。
我が家では、この2つを【ストック刻み野菜】として作り置きしています。
作り方は簡単♩ただ刻んで事前に火を通しておくだけです。
では早速作ってみましょう♩

【材料】
・玉ねぎ 1個
・人参 1/4~1/8本
・塩 1つまみ

【作り方】
① 野菜を全てみじん切りにする。
(※フードプロセッサーでやるとさらに早く作れます♩)
②小さめのフライパンや小鍋など蓋ができるものに、①でみじん切りした野菜を入れたら、塩を1つまみ全体にパラパラと振りかける。

③ 大さじ2~3の水を加えたら、蓋をして【弱火】で玉ねぎがしんなりするまで加熱する。(約10分くらい)
粗熱が取れるまで蓋をしたまま放置し、粗熱が取れたら保存容器に移す。

この作り方のポイントは【弱火】で加熱し続けることです。
弱火で火を通していくことで、甘みが引き出され、野菜が持つ甘みがグッと引き出されとっても甘くなります。
(保存期間)冷蔵5日・冷凍1ヶ月

※水の量が少ないので、中火や強火で一気に作ろうとすると焦げる原因になるのでご注意下さい。是非弱火で♩

どう使う?使い方は自由自在!!

使い方は本当に万能です。
【普段刻み玉ねぎを入れる料理に加える!】
と考えると、とても使い易くなります。

例えば
【卵+ストック刻み野菜】
・簡単に野菜入り「オムレツ」
・ご飯に混ぜ、ケチャップを加えてケチャップライス+卵で「オムライス」

【肉+刻み野菜】
・ハンバーグのタネに加えれば、いつもより簡単栄養アップ♩
・ミートソースの具材、つくね、麻婆豆腐(麻婆茄子)などの挽肉料理に混ぜるのが使いやすいコツ。
・キーマカレー、ガパオなどにも◎


【その他+刻み野菜】
・ご飯にプラスすれば、炒飯・ピラフ・ドリアなどご飯の具材として
・スープの具材としてもおすすめ

私は普段「今日ちょっと野菜取れなさそう。足りないな」と思ったら、加えられそうな料理にささっとプラスしちゃいます。

特に子供は生野菜などを進んで食べてくれないので、朝ご飯時に卵焼き予定だったものをオムレツに変えて、野菜摂取量を増やすパターンが多いです。

時々、手抜きで子供達のお昼をレトルトカレーで簡単に済ませる時にも、子供達のカレーに加えて野菜の量を増やしたりしています。

レトルトカレーって具材の量がどうしても少ないので、このストック刻み野菜をプラスし野菜不足を補っています。
野菜に火が通っているので、ササっと好きなものに加えても簡単・時短で野菜をプラスした料理を作ることができます。

あなどれない!?玉ねぎと人参の栄養効果とは?


玉ねぎと人参、定番の食材だから特別な栄養はない? いつもこればかりで大丈夫?と思う方もいるかもしれません。
ちゃんと玉ねぎと人参も素晴らしい栄養価がたくさん含まれています。


【玉ねぎ】
血液サラサラ効果のイメージが強いですが、疲労回復効果のある「ビタミンB1」の吸収を手助けする働きに優れた【硫化アリル】という成分が含まれています。
ビタミンB1が豊富な豚肉と組み合わせるとおすすめです。
また腸内環境を整えることで有名な【オリゴ糖】は、野菜の中ではトップクラスの含有量ですよ。

【人参】
皮膚や粘膜を強くする【β-カロテン】の含有量が野菜の中でもトップクラスの人参。
β-カロテンは、体内でビタミンAに変換されます。
粘膜を強化することにより、風邪などのウイルス感染対策にも効果的とされています。
油との相性が良いので、炒め物などに混ぜて使うと◎



いかがでしたか?
【玉ねぎ・人参】どちらも定番の野菜ですが、栄養価はもちろん・本来の料理の味を邪魔しない使いやすさが、私の気に入っているポイントです。

よくある冷凍ミックスベジタブルも便利ですが、コーンやグリンピースが入ると、使い勝手が狭まる気がします。

ちょっと野菜を足したいけど切るのも面倒だな。
今日野菜少ないかも。
など、気になった時に【ストック刻み野菜】是非使ってみて下さい。

今日も最後までお読み頂きありがとうございました。

少しでもお料理の時間が楽しくなりますように♩

■この記事を書いたのは、内田かずよ
栄養士。
【家族を思いやる身体に優しい手作りを料理】をコンセプトに、料理をもっと楽しく簡単に♩ 「身体に優しい簡単ごはんとおやつ」を提案しています。

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