夏バテ対策!○○を意識することで夏バテ知らずの身体になる!栄養士が実践する意外な方法とは?

2020/08/06
  • 栄養士。「身体に優しい簡単ごはんとおやつ」をコンセプトに執筆、レシピ提案などを行なう2児の母。もっと見る>>

おはようございます。

【家族を思いやる手作り料理】をコンセプトに、「身体に優しい簡単ごはんとおやつ」を提案している栄養士の内田かずよです。

ついに関東も梅雨明けしましたね!
ジメジメした季節が終わったら、急に暑くなり身体がついていけない。という方も多いのではないでしょうか?

今回は、夏バテ知らずの身体になるためにも、是非皆さんに知っておいてほしい意外な夏バテ対策方法をご紹介します。

まずは自分の身体をセルフチェック!

まずはセルフチェック!
皆さん自分の下腹部に触れてみて下さい。
身体は暑いけど下腹部だけ冷たくなっていませんか?

昔、私は下腹部だけひんやりしていた時期がありました。
みなさんは触ってみてどうですか?身体は暑いのに下腹部だけ冷たかった!という方は、内臓だけ冷えてしまっている可能性があります。

「内臓冷え」という言葉を聞いたことはありますか?
内臓冷えは、隠れ冷え性とも言われ分かりにくいのですが、手足は温かいけど内臓だけ冷えており内臓や胃腸の働きが低下してしまう。とされています。

実は、その内臓冷えは夏バテを招く可能性があるんです。

内臓冷え?!どうして夏バテに繋がるの?

内臓冷えという言葉を初めて聞いた方もいると思いますが、内臓が冷えることで胃腸の働きが弱まり、消化不良を起こし、結果として夏バテにも繋がるとされています。

夏といえば、外気温が高くなるほど冷たい食べ物や飲み物が美味しくなりますよね。

大人なら、アイスコーヒーやキンキンに冷やしたビール。
子供は、アイスクリームやかき氷などが美味しい季節でしょうか。

他にも
・夏になるとさっぱりした麺類(素麺、冷たいうどん)などばかりを好んで食べる。
・夏バテしないように!と、食欲があまりないのに、無理してお肉などを食べる。
・暑いし・熱中症防止のために。と言う理由で、冷たい飲み物をガブ飲みする。

夏バテや夏バテ防止のために上記のような選択をしたりすることがあると思いますが、実は逆効果。
かえって夏バテしやすい身体を招いてしまう可能性があるんです。


冷たい食べ物や飲み物は、暑くなるほど美味しくなると思いますが、実は胃が冷えてしまうという欠点があります。
胃腸が冷えることにより、消化機能が低下し胃腸の働きが弱まってしまいます。
消化機能が弱まると消化不良を起こし、夏バテの要因の一つになるとされています。

胃を疲れさせないことも夏バテ対策に!具体的な方法とは?

前述したように夏だからと冷たいものばかりや、食欲がない中無理して食べ過ぎることは、消化不良に繋がり身体の負担になることが考えられます。
つまり胃を疲弊させないことが夏バテ対策にも繋がるのです。

だからと言って、夏はさっぱりしたものが美味しいですよね。
そんな時は、食べ方や食べ物も工夫するのがおすすめです。
具体的な方法としては

冷たいものを飲み過ぎない。飲むなら一気に飲むより喉を潤すことを意識する。

夏の冷たいものは美味しいですが、胃がキーン。と冷えてしまう可能性があります。
それを防ぐためにも、こまめに水分補給することを心掛けることで、一気に飲む(ガブ飲み)を防ぎ、胃への負担を減らし、結果として夏バテ対策にもおすすめです。

特に女性の場合は、クーラーの効いた部屋で寒い時などは自律神経も乱れやすくなっています。
自律神経が乱れると、身体も疲れやすく、消化機能も低下しているので、内臓を温める意識を持ち身体を温めることを意識することがおすすめです。

身体が疲れている。食欲がない時は、無理して体力をつける食事をしようとせず、まずは消化の良いものを。

先程紹介したように、夏バテしている時は消化機能が既に低下している可能性もあります。

夏バテしているからこれ以上負けないように!と、お肉などで体力アップしようと考えがちですが、既に食欲がない時は無理せず、まずは消化の良いものを食べ、胃への負担を減らす工夫もおすすめです。

胃腸の調子が悪いなら、夏とはいえ身体を温めるものを。
野菜もたっぷり取れ、身体を温める働きもある味噌汁などはおすすめです。
発酵食品で腸内環境を整え、味噌も身体を温める食材の一つです。

けど夏だからやっぱり冷たいもの、さっぱりしたものが食べたいのなら、薬味(生姜やネギ)など身体を温める働きのものを一緒に食べるように意識してみましょう。
素麺や冷やしうどんなど、薬味をプラスするようにする。
そして、ツルツル喉越しが良いと早食いになりがちですが、よく噛むことも胃への負担(消化への負担)軽減することに繋がります。

食欲が落ちていない普通の時には、お肉や卵などたんぱく質もしっかり摂り、栄養バランスを意識した食生活は、夏バテに負けない身体作りにも繋がります。

身体の熱を逃したいときは、夏野菜を上手に利用する。

夏野菜や夏に旬を迎える果物などには、身体の余分な熱を取り除く働きがあります。

なす、きゅうり、トマト、ゴーヤ、スイカなどが夏に旬を迎える野菜や果物です。
これらにはカリウムという栄養素が豊富で、身体の余分な熱を逃し、利尿作用があります。

自然の力を活かし、旬の食材を頂くことは、私達の身体の理に叶っており、夏バテ対策におすすめです。

おわりに。

夏バテ対策=何を食べれば良いのか。と何かを食べることに着目しがちですが、消化力を低下させないことも夏バテ対策には重要です。

その他にも、内臓冷えや胃を疲れさせることに繋がる日常生活は、ストレス・食べ過ぎ・湯船に浸からない・運動不足・食生活が乱れている。ことなども関係してきます。

是非、冷たいものが美味しい季節ですが、内臓を冷やしすぎない食生活を心掛けてみて下さい。
夏バテ対策のヒントになれば幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。

■この記事を書いたのは、内田かずよ
栄養士。
【家族を思いやる手作り料理】をコンセプトに、料理をもっと楽しく簡単に♩ 「身体に優しい簡単ごはんとおやつ」を提案しています。

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