家族概念です。母が彼女の息子を非難、彼は有罪と保持ヘッドを感じています。少年は、彼の宿題を行うことはできません。

子どもに言うことを聞いてほしいときのコツは〇〇〇〇!<親子で楽になるペアレントプログラム⑥>

2020/03/26
  • 2人の食べ盛り男子の母。子育て支援の現場で働きながら手抜き&時短のごはん作りを楽しんでいます。もっと見る>>

 こんにちは(^▽^)子どもと散歩に行ってクタクタになった運動不足のアラフィフ主婦、サンキュstyleライターのみい太です。

 子どもの行動の見方が変わることで、親も子どももラクになる「ペアレントプログラム」のお話6回目です(^▽^)

 前回は、子どものやる気を引き出す「ポジティブな注目」のコツをお話しました。
 さて、今回はいよいよ!「子どもが困ったことをしてるときは、どうしたらいいのっ!」というお話に突入していきます!

子どもに言うことを聞いてほしいとき…どうしますか?

 今までは「どうほめるか、認めるか」というお話をしてきましたね。その次に「どう子どもに言うことを聞かせるか」について学ぶのは、実は順番に大きな意味があるのです!
 子どもに言うことを聞いてほしい、と思ったら、親御さんとお子さんとの間に、「認めてもらえてる、大事に思ってもらえてる」という信頼関係ができていることが、大事なんですね。

 では、子どもが好ましくない行動をしてるとき(例:ゲームばかりしてダラダラしてる)、逆に好ましい行動をしてほしいとき(例:宿題をする)どうしますか?
 
 まあ、普通は
「ゲームばかりやってないの!」「宿題ちゃんとしなさい!」
とストレートにビシッといいますよね。それでも動かないから、
「早く宿題しなさいよ!困るのは自分なんだからね!全くあんたって子は…」
とお説教が始まったり。
 これだと、そのときは渋々やったとしても、また次の日には同じことの繰り返しですよね…(涙)

 では、ペアプロではどうするのか。

「指示」…「〇〇を始めます」「○○します」「○○しましょう」と、やるべき行動が何かを伝える。

 ただ、これだけでいいんです。声を荒げて命令したりお説教したりするのとは、ちがうのです。

 でも、どこか違うのか…ピンとこないですよね(笑)
 指示とは、
「感情的にならず、コツやワザを使って、シンプルに やるべきことを 子どもに効果的に伝える」こと。
そして
「目的は、子どもに言うことを聞かせるためではない。最終的に子どもをほめるために指示を行う」こと。

 そう、子どもを思うとおりに動かそうと思ってると、子どもが動かないときに「イラッ!」としちゃいますよね(笑)
 指示は、良い行動を引き出し または悪い行動を切り替えて、最終的に子どもをほめるために行います。なので、
「なんとかこの子をほめてあげたい!」
という思いで進めていくんです。そこが、お説教や命令とはちがうところです。

効果的な指示の出し方とは?

 まあ、理屈をこねるのはカンタンですが、本当にそんなことができるのでしょうか?具体的にどうしたらよいかを見ていきましょう。

 まず知っておいていただきたいこと。お説教や命令は、そのときの状況や親御さんの感情に左右されますが、指示は「行動療法」のスキルにのっとって行います。よりどころのある一貫したものです。

 まず、基本の姿勢です!

・おだやかな笑顔とあたたかいまなざし

 ポジティブ注目のときもお話したように、ここは「めざせ女優!」お子さんの胸をキュン♪とさせて
「言うこと聞いちゃおっかな~」
と思ってもらえたらいいですよね(^▽^)
 とはいえ、イライラしてるときに笑顔作ろうとしてもひきつりますのでね(笑)基本は
「怖い顔ではなく、おだやかな表情」
を目指しましょう!

 それにプラスして、大切なことがもうひとつあります。

・真剣な声と 毅然とした態度

 これが大事なのです。穏やかな笑顔って言うから、声も態度も優しく…ではないのです。
 笑顔だけど、
「お母さんは、ここはゆずらないよ!」
という一貫した姿勢を、声と態度で示します。怖い声ではなく、真剣な声です。これは難しいかもしれませんが、感情的にならずに冷静に話すことを心がければ大丈夫だと思います。

 基本姿勢に加えて、「効果的な指示の出し方」のポイントがあります。

・お子さんの注意を引く、視線を合わせる
 ポジティブ注目と同じです。遠くでお茶碗洗いながら言ってもなかなか伝わらないので、近くまで来て、しっかり視線を合わせます。親御さんの本気度を伝えるのです。
 うしろめたいことがあると、子どもは目をそらします。そのときがポイント!回り込んで、さらに目を合わせるのです。「逃げられないな…」と思わせるのです!

・指示は短く、具体的に
 親って…特にお母さんってね、長くなっちゃうんですよ、言葉が。お説教が始まると、子どもはその時点で心のシャッターをおろしてしまい、本当に伝えたいことが伝わらなくなってしまいます。それではもったいないですよね。
 一言「宿題をしましょう」でいいのです。さらにいいのが、
「ゲームを何分までに終わらせましょう」
「何分から、漢字の書き取りを始めましょう」
と具体的に言うこと。例を挙げれば、ダンナさんに「ゴミ出しといてね」と言ってもやってくれないけど、「ゴミ箱を一か所に集めてね」「ゴミ袋にゴミ箱の中身を入れてね」「まとめたごみを玄関先に持っていってね」とステップに分けて具体的な指示をすると、一つだけでもやってくれませんか?見えない家事を、見える化するのと同じです(^▽^)

・落ち着いて、口調はきっぱりと、言い切る
 先ほどの「毅然とした態度」にも通じますが、大事なのは
「主導権は、指示をするこちらがわにあるんだよ」
と口調で示すことです。
 ついついね、怒らないようにって思うと、「~してくれる?」「~できるかな?」と、やわらかく優しく伝えようとして問いかけの口調になることが多いのですが…。ここはきっぱりと「宿題しよう」「運んでね」「寝る時間だよ」と断定的に言いましょう。

 …とまあ、こんなにたくさん言われても、イライラしてるときに思い出せませんよね…。
そこで!これらの効果的な指示の出し方を、一言でまとめた言葉があるのです!
 
 

合言葉は、「CCQS」!

 合言葉は、「CCQS」!イライラしたりカッとしたときに、この言葉を思い出して、一瞬心を落ち着かせましょう。

 C:calm…おだやかに、という英単語です。基本の態度は「穏やかな笑顔」でしたね♪

 C:close…近づく、という意味です。お子さんにもう少し近づいて、注意を引いて、目を合わせます。

 Q:quiet…静かに、という意味です。声のトーンを落として、冷静に、毅然とした態度で伝えます。

 S:sinple…単純に short…短い、という意味です。実は、これは私のオリジナルです(笑)指示は短くシンプルに、これ大事です!

 つまり、この合言葉で思い出してほしいのは、
「感情的になって、子どもと同じ土俵にのっちゃったら伝わらないよ」
ということなんです。
 子どもがどんな態度を取ろうと、口答えしようと、主導権は親が握っていて、その親の伝えたいことは実はシンプルなのですから。
 おだやかに、冷静に、伝えるべきことをシンプルに伝えることが大切なポイントです。

 子どもの態度にイラッとして頭にカーっと血がのぼりそうになったら、この「CCQS」を頭の中で3回から5回ぐらい繰り返してみてください。
 アンガーマネジメントといって、自分の怒りの感情との上手な付き合い方があるのですが、その中で
「怒りのピークは6秒」
と言われています。その6秒の間に感情をドカーン!と爆発させちゃうと、勢いにのってどこまでも怒りが沸き上がっていくのですが…6秒をやり過ごすと、怒りのピークを越えて少し落ち着き、自分を客観的に見ることができるようになるのだそうです。
 なので、「CCQS,CCQS…」と数回となえることで、怒りのピークをやり過ごし、指示のポイントを思い出して、適切なスキルで子どもに指示をできるようになることを目指しましょう!

 では次回は、基本の態度をおさえたうえで駆使する!指示が効果的に伝わるワザをお話したいと思います。



~読んでいただいてありがとうございました~

**ここでの「ペアレントプログラム」は、一般社団法人チャイルドフッドラボのペアレントプログラムに基づいてお話しています**
**掲載の体験談は個人の感想です**
**使用したスライドは、筆者作成の講座用スライドです。中のイラストは利用規約を遵守したうえで使用させていただいております**

■書いたのは…サンキュ!styleライター  みい太
大食漢のダンナさんと中2&小5の食べ盛り男子を満足させるのに悪戦苦闘!教員と保育士の資格を活かして子育て支援の現場で働きながら、手抜き&時短をモットーに日々のごはん作りを楽しんでいます。

元サンキュ!トップブロガー  公式サンキュグラマー 
元小学校▪特別支援学校教員 保育士
早期発達支援士
ペアレントプログラムリーダー

計算中