災害時に必要な項目のチェックリストを作成する家族のイラスト

<防災>停電や断水に備えよう!防災講座講師のおすすめ3選

2021/02/14
  • 2人の食べ盛り男子の母。子育て支援の現場で働きながら手抜き&時短のごはん作りを楽しんでいます。もっと見る>>

 子育て家庭向け防災講座の講師活動を行っている、サンキュstyleライターのみい太です。

 2月13日深夜、東北を中心に震度6強を最大とした地震がありました。各地で停電や断水が生じ、寒い中で不安な一夜を過ごした方がどれだけいらしたことか…と胸が痛みます。

 現代社会の私たちの生活は、電気、ガス、水道といったライフラインに頼っていることが、本当にたくさんあります!それが突然途切れた時どうするか…それを知っていることで、家族を守ることができるのです。
 1週間ほどは大きな余震の可能性がある今、ぜひ皆さんに、知って備えていただきたいと思います。

地震の後の停電は、怪我につながることがある!

アラフィフママの好奇心な毎日♪

 停電と聞いてまず思いつくのは、「灯りがない!」ということでしょう。ひどい揺れの後は、割れたガラスが床に散らばっているかもしれません。暗いままで動こうとすると怪我につながり、大変危険です。
 そこで、停電のときに灯りを確保するための備えが必要です!懐中電灯があるから大丈夫、という方も多いと思いますが、懐中電灯は直線的に狭い範囲を照らすため、部屋全体を照らすには不便です。
 そこで、おすすめのグッズを以下の記事で紹介しています。ぜひご活用くださいね!

 また、地震のあとの停電で、大変危険なのが…「通電火災」です。たくさんの物が倒れて電気製品も下敷きになっているとき、停電が復旧すると、そこから発火して火事になることがあるのです。実は、阪神淡路大震災であそこまで被害が広がったのは、この通電火災が一因だったと言われています。それを防ぐ「感震ブレーカー」の紹介もしています。これは、大切な家族と家を守るために、ぜひご用意いただきたいです!

停電になると…あれもこれも使えない!

サンキュstyle「停電で冷蔵庫が使えない?今からできる備えを伝授!」

 日頃の私たちの生活は、いろんな家電に助けられて、とても便利ですよね。でも、停電すると…それらが使えない!

 盲点なのが、トイレではないでしょうか。最近のトイレは、スイッチや自動洗浄で水を流すものも増えてます。停電のとき、どうしたら流せるか…ちゃんと知ってますか?
 また、マンションなど高層階に住んでいる方は、水道も使えなくなることがあるのです!
 それらの対策についても、上記で紹介した記事で紹介しております。

 もうひとつ大切なのが、「冷蔵庫が使えなくなる」ことです!1日程度の停電なら大丈夫でしょうが、長引いた時…または真夏の時…中の食べ物が傷んでしまいます。
 災害時に大切となる食べ物を確保するためにも、停電時の対策を日頃からしておくと安心ですね。下記の記事で紹介しておりますので、ぜひごらんください!
 

断水になったときどうする?

 水が出ないと困ること…
・飲み水、料理のための水がない
・トイレが流せない
・身体を清潔にできない
・拭き掃除ができない
が挙げられますね。

 なので、日頃から「お風呂のお湯は捨てないで貯めておこう」と言われていますね。これがあると、揺れで散らかった家の拭き掃除に、トイレを流すために、とても助かります!
 
 でも、それがない場合も想定しておいたほうがよいでしょう。
 トイレの備えについては、上記の記事で紹介しています。
 身体を清潔に保つためには、「水のいらないシャンプー」や「歯みがきシート」が市販されています。赤ちゃん用のおしりふきも便利です。洗濯が思うようにできないことも考えて、100均などで買った下着を家族分持ち出し袋に用意しておくとよいですね。女性については、パンティライナーを大目に常備しておくと、洗濯ができなくても清潔を保つことができますよ。
 きれいな水はなるべく料理や飲み水優先で、紙皿や紙コップ、またはラップを食器にかけて使うことで、食器を洗う水を節約することができます。

 もし給水所に水をもらいに行くとしたら、タンクなどの用意が必要となります。また、運搬が大変ですよね…。
 タンクや台車(アウトドア用のカートでもよいですね)があれば一番よいですが、大きな地震のあとは、道が悪く台車が使えないことも予想されます。
 そんなときは、大きなペットボトル、または大きなビニル袋を二重にして水を入れ、リュックサックで背負って運ぶと、身体に負担が少なく大量に運ぶことができますよ。


 小さいお子さんがいるご家庭は特に、事前の備えによって安心と安全が得られると思います。余震が予想される今は、どうか身体も心も無理をせず、自分と家族の安心を支えることを優先してくださいね。大きな余震がこれ以上ないことを祈ります。

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