今までの苦労はどこへ?オーブントースターで焼くクッキーが想像以上に本格的

2021/10/01
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
数年前にオーブンレンジのオーブン機能がはたらかなくなってしまい、高かったのでそのままただのレンジとして使っている我が家。
オーブンを使うお菓子はあきらめていたのですが、オーブントースターでも本格派クッキーがつくれてしまいました。

「混ぜて焼くだけ」が本当に簡単に

私は今までお菓子づくりが得意な人が謙遜して言う「混ぜて焼くだけだから簡単なの」という言葉を全く信じていませんでした。
その理由の1つが、オーブン余熱の難しさ。
余熱にかかる時間がはっきり読めないうえに、予熱したらすぐに材料を入れてスイッチを押さなくてはならないというのがプレッシャーでした。
余熱完了の知らせに気づかないでいると、オーブンレンジは勝手に庫内を冷やすための風を起こし始めるのです。
焼く材料を全てスタンバイして、余熱し終わるまでレンジ前に待機する時間のなんとむだなことか。

ところが、オーブントースターにはその面倒な余熱の手間がありません。
たまたま見つけた、オーブントースターでつくるクッキーのレシピを読んでその手軽さにがくぜんとしました。
材料はポリ袋に入れて混ぜるだけ、生地を寝かせる必要もなく包丁で切ってそのままトースターで3分ほど焼いて完成とのこと。

さすがにポリ袋だと手抜きすぎるかなと思い、使い捨てがもったいない気もしたので材料はボウルに入れてみました。
材料はバターと砂糖と小麦粉だけというシンプルさです。
ざっくり混ぜてみたところ、少したねが落ち着かない感じだったので申し訳程度に1、2分だけ冷蔵庫に入れて冷やし、あとはレシピ通り切って並べて加熱。
できあがった姿が少し不格好だったので心配でしたが、娘に与えたところ今までにないくらいの弾んだ声で「おいしい!」と言いながら食べていました。
おそるおそる私も食べると、バター香る本格派クッキーの味。
かくして、このオーブントースタークッキーは我が家の定番おやつとなったのです。

失敗しにくいからアレンジもしやすい

オーブントースターで焼く場合のデメリットといえるのが、「一度にたくさん焼けない」ということ。
ただ私はこれを、「材料をたくさん用意しなくても気軽に焼ける」というメリットととらえています。
一気に多くの量を焼こうとすると、「失敗するわけにはいかない」と必要以上に身構えてしまいがち。
相当慣れてからでないと、新しいレシピに挑戦できません。
オーブントースターのクッキーは少ない量しか焼けないぶん、失敗してもダメージが少ないのです。
焼けたかどうかの確認がしやすいというメリットもあります。
オーブンレンジの場合、焼く途中で扉を開けてしまうと勝手に停止してしまうので扉越しにながめるしかありませんでした。

トースターは構造がシンプルなため扉を開けても停止などするはずがなく、焼け具合をしっかり確認できます。
おかげで、ごま入りにしてみたり強力粉を使ってみたりという簡単なアレンジにも気軽に挑戦できました。

どうでもいい話ですが、我が家のオーブントースターは夫が独身時代に買った97年製のもの(当時私は女子高生)。
まさか令和の時代にここまで活躍することになるとは、当のトースター自身思ってもみなかったに違いありません。

◆記事を書いたのは・・・danngo
料亭女将のDNAを受け継ぐアラフォー。料理上手ではなく、おいしいものを嗅ぎ分ける能力のみに特化。魚介類と甘いものに目がありません。お酒の味も好きですが、アルコールに弱くわずかしか飲めないのが悩み。

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