組み合わせ方式で考える!ワンパターン化しすぎない献立づくり

2022/02/08
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
献立を考えるのが面倒くさいというのは、よくある悩みですよね。
1週間の献立をパターン化してひたすらそれを繰り返すと楽なのですが、飽きてしまうこともありそう。
私がやっている、組み合わせ方式の献立づくりを紹介します。

基本は和食でよし

毎日飽きないようにと考えると、今日は和食、明日は洋食、次の日は中華……とテイストを変えた方が良い気がします。
でもそれでは、調味料をたくさんそろえる必要がありますし、洋食にするなら主菜も副菜も洋風にしなくてはならないと思い込んでしまいがち。
新婚当時はこの考えにとらわれすぎていて、夕食の準備に3時間かかるなんてことがざらでした。

急に嫌になり、「日本人なのだから和食でいい」と開き直ってからは楽になりました。
基本は和食、洋風や中華風のものが食べたい時は和食の中に1品だけ混ぜるようにしています。

組み合わせ方式でマンネリになりすぎない

和食にすると決めたなら、主食はお米を炊いたご飯、汁物はみそ汁で固定できます。
一汁三菜を目指すなら、主菜1つと副菜2つを考えればいいことになりますね。

ここで思い浮かべるのが、ポーカーのイメージです。
5枚の手札があり、ご飯とみそ汁はセットで「ワンペア」の状態だと考えています。
このままワンペアでもいいし、ツーペア、スリーカードやフォーカード、フルハウスも可能です。
たとえ固定された部分があっても、他の部分を変えればかなり違ってくるということ。
残りの3枚の札、つまり主菜と2つの副菜は限られた選択肢の中から選びましょう。
トランプは数字なら13パターンありますが、マークは4パターンしかありません。

それと同じで、「焼き魚」「きんぴら」などのざっくりした料理カテゴリーを3つか4つ用意しておき、材料は旬のものや安く手に入ったものをあてはめればいいのです。
我が家の場合、主菜は「焼き魚」「肉じゃが」「野菜炒め」の3パターンくらいしかありません。
具材や味つけに変化をつければそれでも意外と飽きないのです。

副菜の場合も似たようなもの。
ごま和えなどのように「ゆでたり切ったりしてから何かと混ぜる」くらいの簡単なプロセスでつくれる候補を3、4個頭の中に用意しています。
さらに、冷や奴のように「切って何かかける」くらいの本当に簡単な副菜の候補も3、4個用意。
これらをつき合わせて、冷蔵庫の中身や買ってきたものと相談しながら最終的に何にするか決めるのです。
考えるのではなく、選ぶだけだから簡単です。

みそ汁の具材はどうする?

主菜や副菜を決めても、実はまだ「みそ汁の具をどうするか」という問題が残っています。
栄養バランスをみて決めることもありますが、たいていは残っている食材を何とかするためにみそ汁を活用。

冷蔵庫の中に半端野菜、賞味期限が切れそうな油揚げを見つけたら、迷わずみそ汁に投入。
味の相性など、あまり考えていません。
考えていなくても何とかなってしまうのが、みそ汁のすばらしいところです。
大根の葉や皮など捨ててしまいがちなところも、切ってみそ汁に入れるとおいしいのでぜひ試してもらいたいですね。

我が家の献立づくりを一言でまとめると、「ゆるいパターン化」と「選択制」です。
1つ1つの選択肢は少なくても、組み合わせると数十通りくらいになるから大丈夫。
何かの参考になれば幸いです。

◆記事を書いたのは・・・danngo
料亭女将のDNAを受け継ぐアラフォー。料理上手ではなく、おいしいものを嗅ぎ分ける能力のみに特化。魚介類と甘いものに目がありません。お酒に弱いけれど日本酒が好き。食生活アドバイザー(R)の資格を取得。

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