ベーコンは汚い色がおすすめ!食生活のプロが選ぶ体に優しい加工肉

2022/05/05
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
ベーコンやハム、ソーセージなどの保存がきく加工肉は買い物に行けない日の救世主。
冷蔵庫に常備している家庭も多いと思います。
そんな加工肉をより安心して食べるための選び方を、食生活の資格を持つ視点からお教えします。

汚い色は安心のしるし!注意したい添加物とは

鮮やかなピンク色の加工肉は見た目がおいしそうで、お弁当に入れると映えるといった理由から好まれることが多いようです。
ただし、ピンク色の正体は肉そのものの色ではなく、亜硝酸ナトリウムという物質が添加されていることによるもの。
発色剤という種類の食品添加物です。
日本ではADI(1日摂取許容量)という基準にもとづいて食品添加物の量を定めているため、ある程度の安全性は確保されています。
とはいえ、見た目が良いからという理由で化学物質を摂ることは避けたいですね。

亜硝酸ナトリウムを使用していない加工肉を選びたいなら、「無塩せき」の表示を探しましょう。
「無塩せき」というのは、加工に亜硝酸ナトリウムを使用していないことをさします。
できれば原材料名を見て他の添加物も少ないものを選びたいですね。
もう1つ注意したいのがリン酸塩。
食感を良くする添加物ですが、日本人はリンを摂りすぎている傾向にあるため注意が必要です。

ごまかしのない味はシンプル調理がおいしい

私がたまにぜいたくをしたい時買っているのが、大多摩ハムの「消費者ベーコン」。
普通のベーコンの倍以上の値段がすることも多くなかなか買えませんが、味は確かです。
原材料に食品添加物が一切入っておらず、豚肉と基本的な調味料だけなので安心感がありますね。

いろいろな料理に使えますが、一度はシンプルにフライパンで焼いて食べてほしいと思います。
肉のうまみがダイレクトに感じられて、「これが本物の味なのだなあ」としみじみ感じられることでしょう。

たまには、1枚まるごと焼いてベーコンエッグにした朝食も素敵。
トーストにのせて食べる時も、他の調味料がいらないくらいしっかり味がついています。

加工肉は調味料と同じと考えて

ベーコンやハム、ソーセージは腐りにくいので、毎日のお弁当に欠かさず入れる人もいると思います。
彩りを重視するなら発色剤入りが良さそうですが、無塩せきのベーコンも見慣れてしまえばおいしそうに見えるものですよ。
体重の少ない子どもは大人に比べ1日摂取許容量が少なくなるので、特に注意が必要。
無塩せきのベーコンであっても脂肪分や塩分は高い傾向にあるため加工肉だけでタンパク質を補うのは避けた方がベターです。

むしろ、味が濃くうまみが強い特徴を生かして、スープに入れるなどして調味料のように使うのがおすすめ。
化学調味料に頼らずとも、素材のうまみだけでおいしくできあがります。

どんなものでも、食べすぎはあまり良くありません。
メリットとデメリットを考慮しながら、上手に付き合っていきたいですね。

◆記事を書いたのは・・・danngo
料亭女将のDNAを受け継ぐアラフォー。料理上手ではなく、おいしいものを嗅ぎ分ける能力のみに特化。魚介類と甘いものに目がありません。お酒に弱いけれど日本酒が好き。食生活アドバイザー(R)の資格を取得。

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