無洗米派でなくても気にしない!米のとぎ汁は使い方いっぱい

2022/07/28
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
水不足が心配される時期、節水できると評判の無洗米に心ひかれる人も多いことでしょう。
それでも米はとがないとおいしく食べられる気がしない、という人に朗報。
米のとぎ汁にはたくさん利用法があるので、そのまま捨てる必要はないのです。

掃除や皿洗いに

江戸時代は米ぬかを石けんのかわりとして使っていたと聞きます。
古い旅館などでは、ぬか袋を使って床をみがきあげることもあるのだそう。
米のとぎ汁にも米ぬかの成分が含まれているので、同じような効果が期待できます。
薄めたとぎ汁を雑巾にしみこませて床をふくと、汚れが落ちワックス効果でつやつやに。

頑固な汚れがある食器を洗う時は、とぎ汁を上からかけてしばらく放置すると汚れが落としやすくなります。
魚を焼く時、グリルの受け皿部分に流し込んでおくのもおすすめ。
下に落ちた脂が、こびりつくことなく簡単に洗い流せます。

植木にあげる

米ぬかには栄養分がたくさん含まれているので、植木などの植物にあげるのもいいでしょう。
ただ、あげすぎには注意してくださいね。
毎日のように濃いとぎ汁を与えていたら栄養豊富すぎて根腐れしかけたのか、植物の調子が悪くなったことがありました。
薄めたものを数日に1回くらいのペースであげるようにしたら、元気に育つように。

髪の毛の手入れにも

平安時代、米のとぎ汁は整髪に使われていました。
器にとぎ汁を入れ、そこにくしをひたしてとかしていたのです。

頭皮についてしまうとにおいや毛穴のつまりが気になりますが、毛先あたりであれば問題なさそう。
私の娘はお尻が隠れてしまうほど髪が長いので、時々とぎ汁を含ませたくしで髪の毛をとかしてあげています。

写真は背中あたりの髪を手入れしているところ。
不思議とツヤが出て、サラサラした手ざわりになりますよ。
かぶれてしまう可能性もあるので肌の弱い人は特に、頭皮につけてしまわないよう気をつけてくださいね。

捨てるのはもったいないと感じていた米のとぎ汁の使い道、実はたくさんあって捨てる必要などないことがわかってもらえたでしょうか。
生活の中でむりなく使えるはずなので、気が向いた時にでもお試しくださいね。

◆記事を書いたのは・・・danngo
物心ついた時から生き物大好きだった40代主婦。美しく平和な地球と子どもの未来を守りたいと考えています。面倒くさがりのため、できるだけ手抜きしてズボラでもできるエコ活動を模索中。

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