先に終わらせる?後で追い込む?夏休み宿題と遊びを両立させるには
元塾講師の二児の母であるサンキュ!STYLEライターのdanngoです。
夏休みに入り、子どもの宿題管理に戦々恐々とする日々が始まります。
宿題はもちろん大切ですが、子どもの心身の健康を考えれば遊びの時間も必要ですよね。
先に終わらせてゆっくり遊ぶ、とりあえず遊んで後で追い込む、などのパターンがありますがどのようにバランスをとるべきなのでしょうか。
夏休み序盤で一気に終わらせるのも良くない
夏休み最終日に、半べそを書きながら必死に宿題をやるという事態はできれば避けたいですね。
後回しにすると大変だと身をもって知る機会にはなりますが、やはり追い込まれて勉強するというのはのぞましい形ではありません。
ならば逆に、夏休みの序盤の数日で集中して一気に終わらせて後で思いきり遊ぶのが理想的なのでしょうか?
一概にそうとも言えません。
私自身が子ども時代、先に終わらせて遊ぶタイプでした。
夏休みが終わり、先生に宿題を提出する時ちらっと宿題プリントを見ると「あれ?こんなことしたっけ」という感じ。
宿題を終わらせてから1か月以上が経過していたので、内容を完全に忘れていたのです。
先生側の立場から考えると、宿題を出す意味は2つあります。
1つめは、これまで習った内容を復習・定着させること。
2つめは、勉強する習慣をなくさないようにすること。
どちらの意味から考えても、「序盤に一気に終わらせる」というやり方が適切でないことがわかるはずです。
コツコツやらなくてはいけない宿題も存在する
忘れてはならないのが、植物の観察日記など「毎日コツコツ続ける」というタイプの宿題が存在すること。
とはいえ、最近の小学生の観察日記は用紙が3枚しかありません。
宿題の説明が書いてあるプリントを見ると「観察記録はできれば7月中、8月前半、8月後半くらいの時期に分散してつけるように」といった注意が。
毎日書く必要はなくとも、夏休みの後半まで枯れないように水やりや雑草抜きなどの世話が必要であるわけです。
低学年のうちは親がスケジューリングを
学習習慣が定着していない低学年のうちは、親が宿題のペースを考えて見守るといいでしょう。
子どもと相談しながらでいいので、どの宿題をいつまでにやるか先に決めておくことが大事です。
プリントの場合、単純にページ数で割るのではなく難易度を考えて割りふることが必要。
読書感想文などの他の宿題をやる日もつくり、無理のないペースにしましょう。
急な発熱、レジャーでつぶれてしまう日なども考慮し、夏休み最終日の1週間前に終わるペースにしておくと安心。
去年までは課題のページに直接鉛筆で日付を書き、終わったら消す方法を採用していましたが、今年からふせんを使うことにしました。
不測の事態が発生してもあれこれ書き直すのではなく、ふせんを移動すればいいので楽です。
宿題も遊びもバランス良く。
夏休みの宿題はコツコツ計画的に、が大切ですね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。