ADHD傾向強めの主婦が家事で気をつけているたった1つのこと

ADHD傾向強めの主婦が家事で気をつけているたった1つのこと

2024/07/23
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
小さい頃から、ADHD傾向が強いと思われる部分があった私。
今でもネットで診断を受けると「ADHD傾向あり」の結果が出てしまいます。
日常生活に支障が出ることも少なくありません。そんな私が、家事をこなすために気をつけていることをお話しします。

同時進行をしない

同時進行をしない

「右手で卵を割りながら左手で鍋をかき混ぜる」「野菜を刻みながら動画で英会話の勉強をする」など。
インターネットの世界には、軽く検索するだけでもさまざまな時短技が存在します。
でも、そのほとんどが私には合わないもの。
というのも、同時進行がおそろしいほど苦手だからです。

包丁を使っているときに家族に話しかけられただけで、指を切ってしまうほど。
何度も切れた指を見せて説明し、「お母さんが包丁を使っているときには極力話しかけない」というルールをつくりました。

グリルで魚を焼く

グリルで魚を焼きながらほかの料理をつくる、といった機械や道具を使った同時進行もあまりやりません。
ときどき焼き具合をチェックしなくてはいけないのに、ほかのことをするとチェックすること自体忘れてしまうのです。
完全にほったらかしでも何とかなることならかろうじて大丈夫です。
魚を焼くときは、グリルの前にはりついてずっと見つめています。そこまで同時進行をしないルールを徹底しないと、満足に家事が進まないのです。
無理して時間を節約するとけがをしたりものを壊したりするので、時間がかかってもいいことにしています。

外出先で複数の用事がある場合は

外出先で複数の用事がある場合は

特に困るのが、外出先で複数の用事をこなさなくてはならないとき。
私は、1つのことをすると全ての目的を達成した気分になって帰ろうとしてしまうので危険です。
買い物メモを忘れて家を出ても、書いた時点で頭に入っているから全部忘れずに買って帰れる記憶力はあるのですが、なぜかやるべき重要なことをすっぽかすのです。

銀行でお金をおろそうとして、記帳しおえた通帳を手に取って帰ろうとしたら「現金をお取りください」とATMに引きとめられるなんて日常茶飯事。
店でお金を支払い、商品のカゴをレジに置いたまま帰ろうとすることも多いです。
そんな人間が、「本屋とドラッグストアとATMに寄って帰る」などという器用なことをするのは容易ではありません。

携帯ケースにメモを貼る

何度も失敗をして、ようやく「手帳型スマートフォンケースの内側にメモを貼る」という解決策を見つけました。
単純にやるべきことを書いたメモをポケットに入れるだけだと、メモの存在自体忘れがちです。
スマートフォンのケースに貼れば、時刻を確認するときなどにいやでも目に入るので、失敗することが減りました。

自分でもときどきいやになる性質を持つ私ですが、根本的になおすのは難しいのでうまくつきあっていくしかありません。
笑い話にしかならないかもしれませんけれど、もし似たような経験をお持ちの方がいたら参考になるといいなと思っています。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

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