タイパという言葉の落とし穴!40代主婦が本当に節約したいものとは
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
近年、「タイムパフォーマンス(タイパ)」という言葉をよく耳にするようになりましたね。
時間を節約していかに効率よく仕事や家事をすませるかがカギのように言われますが、本当にそれが一番大切なのでしょうか。
40代主婦の私には、このタイパ重視の風潮に納得できません。その理由を説明します。
時短を目指すと疲れる
時短家事のテクニックをネットで探すと、「料理をしながらキッチンを掃除」「卵を片手で割りながらもう一方の手で鍋の中身を混ぜる」など同時進行するものがとても多いです。
確かにいろいろな家事を同時にやってしまえば時間は節約できます。
でもそれには優れたスキルや注意力が必要なはず。
煮物をつくっている間にシンクを掃除していたら、注意不足で鍋を焦がしてしまうかもしれません。
効率アップを目指したのにかえって二度手間、なんてこともありうるのです。
あいた時間に家事をつめこんでしまう
うまく時間短縮できたとして、あいた時間は何に使いますか?
「ただぼーっとする」というのならいいのですが、「料理のつくりおきをする」「部屋の片づけをする」など、ほかの家事をすることを考えてしまいがちではないでしょうか。
日本人というのは、元来まじめな人が多い印象です。
何もしないことはさぼっていること、悪いことだと感じる人も多いようですね(かく言う私もその1人ですが)。
つまり、家事を時短してすき間時間ができてしまうと、結局そこにほかの家事をつめこんでしまってどんどん忙しくなるのです。
家事には終わりがなく、探せばいくらでもやるべきことが見つかってしまうもの。
どこかで「もう時間がないからあきらめよう」と見切りをつけられたほうが、楽だと思うのです。
40代が本当に節約したいのは体力
40代になって、だんだん無理がきかなくなってきたなと感じます。
そんな中で、寸暇をおしんでまでたくさんの家事をすべきでしょうか。
私は大事な家事1つ1つをゆっくりやって、時短は目指さなくてもいいかと思っています。
タイムパフォーマンスを追求しすぎるとテクニックや集中力が必須となり、体力がどんどん削られていってしまうからです。
プレ更年期なども始まる40代にとって、本当に節約したいのは体力だと思います。
貴重な体力を温存するために、私は今日もマイペースにのんびり家事をしていく所存です。
◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。