料理苦手な主婦がやっている唐揚げ作りの楽ワザ5連発
晩ご飯の主菜が肉じゃが・野菜炒め・焼き魚の3パターンだけになりつつあるサンキュ!STYLEライターのdanngoです。
料理が苦手な私が試行錯誤の末たどり着いた、唐揚げを楽に作るための小技をお教えします。
唐揚げなら家族が喜ぶけれど……
たまには夫や子どもが喜ぶ料理を作りたいものですよね。
唐揚げなら受けがいいのですが、作るのが面倒。
今度作ると言って先のばしにしたり、スーパーのお惣菜でごまかしたり。
でも、私が作った唐揚げの方がスーパーのものよりおいしいと言われました。
「何とか工夫して作らなきゃ!」とあれこれ試すようになったのです。
できるだけ楽をする私なりの工夫
1.お肉を買った日に下味冷凍
鶏肉は、週のどこかで安くなることが。
今日は安いと思った時に多めに買い、家に帰ったらすぐ切り分けます。
まな板をしっかり洗うのが大変なので、まな板の上に紙パックを広げて切っています。
切り終えたら食品保存用のビニール袋に入れ、みりんとしょう油を1:1の割合で入れてなじませて冷凍。
買った日に食べなくてよいので負担を軽減できます。
2.粉つけはバットで一気に
以前、ビニール袋に小麦粉と鶏肉を入れて振り一気に粉をつける……というのを試したことがありました。
でも粉のつき方にムラができたり、普段使わない腕の筋肉が痛くなったりしてうまくいきませんでした。
この方法は自分に向いていないと悟った私は、大きめバットで一気に粉をつけることにしています。
バットに薄く粉をしき、そこに鶏肉を置いて上からパラパラと小麦粉を振りかけます。
数回転がせば粉つけ完了。
たくさんの小麦粉の中で肉を転がすより、この方法が効率的でした。
使う粉が少ないのでバットがあまり汚れず、しばらく水につけておけば綺麗に洗えます。
まねしてほしくない方法ですが、粉をつけた鶏肉は食事用のお皿に置いてしまいます。
鶏肉を全部フライパンに入れ終わったらお皿はすぐに洗って拭きあげ、そのまま唐揚げの盛り付けに。
たくさんのお皿を出し入れしてキッチンに広げるよりは、こちらの方が楽なのです。
3.少量の油で揚げ焼きに
深さのある揚げ物専用の鍋で大量の油を使い一気に揚げた方がおいしそうではあるのですが、油の処理を考えると面倒。
ゴマ油とオリーブオイルを使っているので、コスト面を考えても油の無駄遣いはできません。
平たいフライパンを使い少ない油で揚げ焼きにしています。
片面を揚げたらひっくり返して裏側を揚げ、その後フライパンを斜めにして集めた油の中に肉をひたして側面も揚げれば大丈夫。
たくさんの油に隠れていないからこそ、焼き色のつき具合が一目で確認できるのもメリットの1つです。
4.魚焼きグリルで油切り
コンロ下にある魚焼きグリルの下に、あらかじめ古新聞をしいておきます。
そしてグリルの網の上に引き上げた唐揚げを置いていけば、簡単に油切り完了。
知っている人も多いでしょうが、知らない人はぜひお試しを。
油を切るためのキッチン用品を買わずにすみます。
揚げ物が終わったら網を取りグリル鉄板の上に新聞紙を追加して、残った油を流し込みます。
しばらく放っておけば新聞紙が油をほとんど吸い取ってくれます。
フライパン表面にくっついた油は古タオルを切ったウエスでひと拭き。
あとは軽くスポンジ洗いすればいいので、洗い物の時間が短縮できます。
5.味つけはお好みで
新婚当時は、テーブルに出す前にレモンをかけていました。
だんだん面倒になり、レモン汁は食卓に出して自分でかけてもらう方法に変更しました。
最近、塩コショウもセルフサービス方式に変更。
以前は粉をつける時に小麦粉と塩コショウを混ぜておくのがこだわりでしたが、この前すっかりそれを忘れてしまったのです。
夫の反応は、「別にこれでいいけど」。
塩コショウをつけたいのは私だけと知り、今では食卓に塩コショウも置いて自分でかけるようにしています。
唐揚げを作る日は、他のことを最小限に
唐揚げを作っていて一番困るのは、油が危ないのに子ども達が遊んでもらおうと足元にまつわりついてくること。
気が気ではなくなって、唐揚げを焦がしてしまったこともあります。
今は唐揚げを作る日のお昼頃に「今日は唐揚げを作ります」宣言。
夫と子ども達は唐揚げ大好きなので、「やったあ!」となります。
夕方になって調理に取りかかる時には子ども達に工作キットやパズルを渡し、「今から唐揚げを揚げます。危ないからキッチンに来てはダメ」と言い渡すのです。
すると子ども達はいつもより大人しく。
家に夫がいる時なら、「今から唐揚げを作るから、あなたは子ども達を見張っておいて」と頼みます。
カロリーが高めの献立になるので、おかずは1品くらい減らしても問題なし。
洗濯物は昼過ぎに取り込んでおくなどして、家事の負担を分散する工夫も必要です。
揚げたてにこだわり過ぎない
揚げたての唐揚げはおいしいです。
最初のうちは夫を席につかせてから揚げ始め、「先にどんどん食べて」と言っていました。
けれども夫は私が席につくまで食べようとしません。
私が腹を立てると「熱くてすぐには食べられない」との答え。
夫は猫舌だったのです。
それ以来、揚げ終わって10分以内に食べられればいいかと思うようになりました。
冬ならすぐに冷めてしまう揚げ物も、春ならさほど冷えません。
夏は食欲が落ちて揚げ物が食べられなくなるので、春って揚げ物に最適な季節だと思っています。
多めに作った唐揚げは冷凍庫へ。
レンジで解凍しただけでも食べられますが、オーブントースターで軽く焼くとおいしいです。
◆記事を書いたのは・・・danngo
料亭女将のDNAを受け継ぐアラフォー。料理上手ではなく、おいしいものを嗅ぎ分ける能力のみに特化。魚介類と甘いものに目がありません。お酒の味も好きですが、アルコールに弱くわずかしか飲めないのが悩み。