ゼラチン品切れ!ゼリーを他の材料で作ったらどうなる?
夏場は自作の紅茶ゼリーをよく食べているdanngoです。
先日、そろそろゼリー作ろうかなとスーパーの製菓用品売り場をのぞいたら、ゼラチンがなくてびっくり。
それでもあきらめたくない私、他の材料で試作してみました。
マシュマロってゼラチンでできてるよね?
まず思いついたのは、マシュマロで代用するという方法。
どこかでマシュマロを溶かしてゼリーを作れると聞いたことがあったのです。
考えてみると、マシュマロの主原料はコーンスターチ、ゼラチン、砂糖。
ゼラチンが使われているのならゼラチンのかわりになると思ったわけです。
100ミリリットルの紅茶に50グラムのマシュマロを入れて火にかけると、あっという間に溶けました。
溶ける様子を写真に撮ろうかと思っていたのに、その余裕もないほど。
こちらも試してみました
ゼラチンが棚の奥に残されていまいかと見つめていた時、ゼラチンと似たような商品を発見。
ペクチンと書いてあります。
「これって果汁系ゼリーとかに『増粘多糖類』として入っているやつじゃなかったっけ……」
そう思い、恐る恐る手に取る私。
100ミリリットルの紅茶に10グラムのペクチンを入れて弱火で煮込みました。
すぐに溶けきらず、ヘラで押しつぶすように混ぜること数分。
なんとかダマが見当たらない状態になりました。
一晩冷やし固めた結果
両方とも一晩冷蔵庫に入れて冷やし、翌朝のぞくと固まっていました。
実は、あのあとお菓子入れのカゴの中から1包だけ残っていたゼラチンを発見。
ペクチンを買うついでに寒天も買っていたので、こっそりゼラチンと寒天を使ったゼリーも作っておきました。
並べて比較したものがこちらです。
ゼラチンと寒天を使ったものは透き通っているのに対し、マシュマロとペクチンのものはやや白く濁っていますね。
ベースとなる紅茶は、全て完全に同じものを使っています。
固まり具合はどうでしょうか。
マシュマロの方は、スプーンですくうとぷるんとした手応えが。
ゼラチンで固めたゼリーとさほど違わないような気がしました。
ペクチンの方は、しっかり固まってはいるのですが少し柔らかめの印象。
大きくすくえず、途中でちぎれてしまいました。
味の違いをまとめてみました
見た目より大事なのは味ですよね。
それぞれを少しずつ食べ比べて、味の違いを率直にまとめてみます。
マシュマロ……ゼラチンのものに食感が似ているが、ゼラチンより粘り気がある。ねっとりと舌にからみつく感じ。かなり甘い。
ゼラチン……ぷるんとしていて、弾力がしっかりとある。食べ慣れたゼリーの味。舌触りはつるんとしていてなめらか。
寒天……舌にのせた瞬間は硬いが、舌でつぶすと一気に液状になる。飲み物をそのまま食べているような感覚。
ペクチン……弾力はやや弱めで柔らかく、わらび餅に似たような食感。口の中でなめらかに溶ける。やや甘みがある。
個人的には、「ペクチンで作ったものも悪くないな」という印象でした。
娘も、「これがおいしい!」とペクチンのゼリーを絶賛。
マシュマロで作った方が弾力はあるのですが、マシュマロに砂糖が含まれているため甘くなりすぎるのが難点です。
今回、ベースとする紅茶にあらかじめオリゴ糖シロップを混ぜてしまったのが失敗だったのかもしれません。
次回作る時は、ベースとする液を濃く煮出した無糖の紅茶にするか、無糖のコーヒーにするかしようと思っています。
◆記事を書いたのは・・・danngo
料亭女将のDNAを受け継ぐアラフォー。料理上手ではなく、おいしいものを嗅ぎ分ける能力のみに特化。魚介類と甘いものに目がありません。お酒の味も好きですが、アルコールに弱くわずかしか飲めないのが悩み。