合成洗剤なしでもいける!石けんでなんでも洗う生活
健康マニアの夫と暮らすサンキュ!STYLEライターのdanngoです。
結婚してから、衣類や食器はもちろん髪も体も石けんで洗うようになった私。
「なんでそんなことするの?」「石けんだけで大丈夫なの?」そんな疑問にお答えします。
合成洗剤と石けんの違いって?
そもそも合成洗剤と石けんの違いがよくわからない、という人もいるのではないでしょうか。
合成洗剤と石けんの歴史を調べると、石けんの方がずっと長く使われていることがわかります。
石けんの原形は紀元前のローマにあったとされ、羊の肉を焼いた時の脂と灰が混ざってできたという話があります。
合成洗剤は第一次世界大戦のさなかに、石けんが不足したことにより開発されました。合成洗剤は石けんの代用品だったのです。
石けんは油と苛性ソーダ・苛性カリから作られるのに対し、合成洗剤は石油などを原料に化学合成され作られています。
環境への影響は
合成洗剤は複雑な化学合成を経て作られているため、分解されにくいという特徴があります。
下水処理場を通しても、完全に除去できるかどうかはあやしいところ。
それが川や海に流れ込めば、水質汚染につながることは確実ですよね。
毒性も石けんに比べて高いとされています。
最近は分解されやすい成分に変更されたり植物油脂を原料にしたり無リン化したりと改良が加えられていますが、それでも使い過ぎないに越したことはありません。
食器は食器用石けんで
食器は食器用の石けんで洗えば、たいていの汚れがあっさり落ちます。
無色透明なので、無印良品のボトルに入れておくと見た目もすっきり。
合成洗剤のように数滴でいくらでも洗えるということはありませんが、1プッシュの量でしっかり泡立ちます。
確かに、油がべったりとついた皿をこすらず綺麗にすることは難しいです。
でも、「ほんの一滴で油のギトギト汚れが落ちピカピカに!」などということを伝えている宣伝を見るとむしろ恐ろしく感じられます。
油だらけの皿をそのまま洗ったら、皿についていた油を全て下水に流すことになるではありませんか。
私は揚げ物をたまにしか作りませんので、皿が油まみれになること自体めったにありません。
たまに唐揚げなどの油を多く使う料理を作った時などは、使用後のフライパンや皿を古布で拭きあげてからシンクに置くようにしています。
この習慣さえあれば、合成洗剤に頼らなくて大丈夫です。
衣類は液体石けんで
新婚当初は、新聞屋さんが頻繁に洗剤をくれたのでなんとなく合成洗剤を使っていました。
いつしか洗剤はもらえなくなり、夫が「合成洗剤で洗った服を触ると手が荒れるかも」と洗濯後手を洗う様子を見て石けんに切り替え。
粉石けんも存在しますが、湿気で固まる可能性も考えて扱いやすい液体せっけんにしました。
使い方は、普通の液体洗剤と変わりません。
お湯で洗った方が洗浄力は高まるはずなので風呂の残り湯で洗い、すすぎは水道水でしています。
髪の毛は石けんシャンプーで
独身時代、髪を石けんで洗うなんて考えられませんでした。
結婚後しばらくは自分専用のシャンプーを買っていましたが、場所を取るし詰め替えは面倒くさいしで使いたくなくなってきました。
今は夫と同じ石けんシャンプーを使用。
最初は使い方が分かっておらず、髪がバサバサになって大変でした。
夫に相談すると、「石けんリンスを使って」とのこと。
3COINSのボトルに入っているのがそれで、アルカリ性の石けんのせいで開いたキューティクルを酸により中和してくれるのだとか。
ところが、問題発生。頭皮にかかるとものすごくしみるのです。
またしても夫に相談すると「原液をそのまま髪にかけてない?お湯で薄めて髪にかけて」だそう。
言われた通りにすると、しみなくなりました。使い方は調べたほうがいいですね。
大切なのは油分の補給
石けんは環境には優しいのですが、意外と洗浄力が強いです。
石けんで食器や衣服を洗うと手の脂が奪われて乾燥します。
髪の毛を洗った時も同様に、頭皮の脂が根こそぎ取られたような感じになり指通りが悪くなることが。
石けんを使った後はクリームなどで保湿することで、油分を補ってあげるようにしています。
キッチンカウンターにはいつもハンドクリームを置いておき、こまめに塗ります。
洗面所にはヘアオイルを常備、洗髪後のタオルドライした髪にたっぷりつけています。
実は気楽な石けん生活。できそうなところから始めてみませんか?
◆記事を書いたのは・・・danngo
「文房具には少年の夢が詰まっている」と熱く語るアラフォー主婦。生活雑貨の最愛ブランドは無印良品です。他にも、ニトリ・3COINS・セリアなどを愛用し、シンプルな暮らしを心がけています。