いつもの地味ご飯の見映えを「1割増し」する簡単な方法

2020/08/12
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
料理は特段得意ではない私。品数や栄養には気をつけていますが、形や彩りまで気にしていられません。
そんな中でも、食欲がわかないほど汚く見えない工夫をお伝えします。

素敵なお皿があれば何とかなる

実は、料理そのものより「どんなお皿に盛るか」が一番見映えを左右すると思っています。
シンプルなお皿に盛りつけておしゃれに見せる方法もありますが、それができるのは料理自体が美しいから。
私がよく作る、具材の切り方が適当、煮崩れや焦げなどもしばしば見られる萎え系ご飯では目も当てられません。
そこで目くらましになるのが、美しい絵柄の入ったお皿です。
我が家は和食が多いので必然的に和皿が多くなりますが、洋食が多い家なら洋皿メインでいいと思います。

一汁三菜を心がけているので、使うお皿の数はやや多め。小さめの皿がメインです。
大皿に豪快に盛りつけたいのですが、それだと問題が発生。
夫が何でも均等に分けないと気が済まない性質だからです。
私が「早いもの勝ちで食べればいいじゃない」と言うと「そんな不平等なやり方をしていたなんて。親の教育が悪い」と反論された記憶も。
「サトイモは4個ずつ、ニンジンは……」と取り分けるのは大変です。
ワンプレートに少しずつ盛るのも苦手。
どうもセンスがないらしく、ごちゃついてしまいます。
盛りつけが苦手な人ほど、手のひらサイズのお皿や豆皿を使うべき。
では、実際にどんなふうに盛りつけしているのか見ていきましょう。

高さを出す

調理師学校卒の弟からよく言われたのは「とにかく高く盛りつけろ」ということ。
こんもりと山になるように盛りつけるのが正解らしいです。
菜箸でつまんだ料理を皿の中央にそっとおろす作業を繰り返せば、自然と山になってくれます。
さらにひと工夫するなら、肉や魚などのタンパク質系素材がよく見えるよう上の方に集めるといいです。
「肉ありますよ」のアピールになり、野菜多めのおかずでも貧相になりません。
トウガラシのように辛いものを使った場合も、「辛いんだな」と分かるように上の方にのっけておいてあげましょう。

上に何かかける

「何か寂しいな」と感じる時は、すりごまなどを上にかけてあげるのがおすすめ。
私はごま豆腐や冷奴などの出すだけメニューも作りますが、単純な料理は見た目の変化が乏しいのですよね。
ところがショウガやネギなどをたっぷりかけるだけで、見違えるほど豪華に見えてきます。
トッピング系素材を、冷蔵庫にストックしておくと便利。
煮物の時は、具材の上にたっぷり煮汁を注いであげましょう。
水分のない「ドライ煮物」はお弁当にはいいのですが、お皿に入れるとなんとなく物足りない感じがします。
煮物を作る時は、煮汁を残しておくようにしてくださいね。

毎日「褻の日」でいいじゃない

日本には「ハレとケ」の概念が存在します。
漢字で書くと「晴れと褻」となり、祭りなどが行われる非日常的な「ハレ」の日と日常的な「ケ」の日は明確に区別されていたのです。
ハレの日にはごちそうを食べましたが、ケの日には質素な食事が当たり前とされてきました。

現代では肉などの豪華な食材がいつでも手に入り、毎日がハレの日の状態です。
でも、質素ではいけないのでしょうか?誰かに見せるために素敵な食事を作るべきですか?
私は、もっと素朴でいいと思っています。基本的に、一年のほとんどはケの日なのですから。
トップ画像の食事は、帰宅して30分弱で慌てて作った料理です。野菜の切り置きをして時短しましたが、器用な人ならもっと短時間で作れる献立のはず。
肉は使っていませんし見映えもいまいち。それでも充分おいしく食べられました。
あまり難しく考えず、家族が食べてくれればよしとしたいですね。

◆記事を書いたのは・・・danngo
料亭女将のDNAを受け継ぐアラフォー。料理上手ではなく、おいしいものを嗅ぎ分ける能力のみに特化。魚介類と甘いものに目がありません。お酒の味も好きですが、アルコールに弱くわずかしか飲めないのが悩み。

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