GWは新茶の季節!茶道経験者が家で手軽に抹茶を点てる方法
5年間茶道を習っていた経験があり、茶道資格を有する母親を持つdanngoです。
ゴールデンウィークは新茶の季節。おいしい抹茶を飲むチャンスです。
作法がややこしいイメージがありますが、細かい所作抜きでもおいしい抹茶は点てられます。
道具はあれこれいりません
茶道を本格的にやろうとなると、ものすごくたくさんの茶道具をそろえなくてはいけないですよね。
でも、「おいしい抹茶を点てて飲む」ということだけが目的なら、そんなにたくさんの道具はいりません。
正しい作法はとばして、カジュアルに抹茶を楽しむのもありだと思います。
茶碗、茶杓、茶筅などの基本的な道具さえあれば大丈夫。
茶道具店やリサイクルショップなどで買えますが、ネットで買うのが一番手軽です。
陶器は割れるのが怖い、という場合はとりあえず大きめの漆器などでも。
茶碗=陶器のイメージがあるでしょうが、夏向けのガラス製の茶碗も見たことがありますし、慣れるまでは手近なものの方が安心ですよね。
茶杓はあった方がやりやすいですが、ティースプーンでも代用可能。
1杯あたり約1.5グラム、茶杓2杯分の抹茶を使います。
ティースプーンではこのくらい。
絶対に買わなくてはならないのは茶筅。これがないと、おいしく抹茶が点てられません。
2,000円前後で買えますので、最低限これだけはそろえましょう。
抹茶は日本茶の専門店で買えますし、大きめのスーパーなどでも売られています。
意外なところでは山本山の店舗。海苔のイメージが強いですが、日本茶も扱っているのです。
開封した抹茶は、冷凍庫保管がおすすめです。
おいしく点てるポイント
抹茶を点てる時気をつけてほしいのは、「熱湯を使わない」ということ。
80度くらいのお湯が抹茶には適しています。
電気ポットであらかじめ温度設定しておけば簡単ですよ。
まず、一度空の茶碗に湯を注ぎ、軽く回すようにして茶碗を温めておきましょう。
そこに茶杓大盛り2杯分の抹茶を入れ、80mlくらいのお湯を注ぎます。
点てる時は、まず底に沈んだ抹茶をなじませるつもりで茶碗の底に茶筅をつけます。
その後、大きく「い」の字を書く→大きく「り」の字を書く、などという作法がありますが、適当にシャカシャカ混ぜても何とかなります。
手首をしならせるようにして、手早くまんべんなく混ぜるようにしてみてください。
最初のうちは底の方を重点的に混ぜ、そろそろ終わりにする時には上の方をよく混ぜて大きな泡をつぶすように。
最後は茶筅を真ん中から引き抜くと、泡がこんもりとなって美しいです。
和菓子を合わせるイメージがあるけれど
抹茶を飲む時気をつけてほしいのは、先にお菓子を食べておくということ。
そうしないと胃が荒れてしまう可能性があるのです。
一口でいいので、何かお腹に入れておきましょう。
和菓子を合わせるイメージがありますが、和菓子屋さんで高級な上生菓子を買う必要はありません。
近所のスーパーで買った和菓子でもおいしくいただけます。
時には洋菓子を合わせても。
私が通っていた教室では、たまにチョコレートが出ることがありました。
抹茶の苦みと相性が良いので、興味がある人はぜひ試してみてくださいね。
◆記事を書いたのは・・・danngo
料亭女将のDNAを受け継ぐアラフォー。料理上手ではなく、おいしいものを嗅ぎ分ける能力のみに特化。魚介類と甘いものに目がありません。お酒の味も好きですが、アルコールに弱くわずかしか飲めないのが悩み。