夏休みの自由研究・工作どうする?今時小学生の実例をご紹介

2021/07/13
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
長い夏休みには小学生でもたくさんの宿題が出ます。
特にやっかいなのが、自由研究や自由工作。
何をやればいいのかわからないちびっ子達のために、実際にあった小学生の研究例・作品例を紹介します。

なんでも凍らせてみる実験

飲み物や調味料など、台所にある液体のものを手あたりしだいに冷凍庫で凍らせてみるという実験です。
理科系の分野に興味のある児童におすすめ。
冷凍庫に入れた後、凍ったか凍らなかったか、凍らなかったものの場合は質感の変化はないか、などを詳細にまとめて写真つきでレポートしていました。
さらに、凍らなかったある調味料については「なぜ凍らないのか製造元に問い合わせる」ということまで。
探求心の強さを感じた研究でした。

※破裂する恐れがあるため、炭酸飲料などを封をして冷凍しないでください。

点字を探し解読する研究

視覚障がい者のためにつくられた点字。
目立たないですが身の回りのさまざまなところに存在しています。
その点字を探し、なんと書いているのか解読してみる研究がありました。
社会科系の分野に興味のある児童におすすめです。
点字を解読するため、図書館で点字に関する本を借りたそうです。
そもそも点字はどのようなしくみで言葉を表現するのか、ということも説明してくれました。
普段見過ごしがちな部分に目をつけたすばらしい研究ですね。

ピタゴラ装置作成

NHK教育テレビで根強い人気をほこる番組『ピタゴラスイッチ』。
その中でも目玉コーナーともいえるピタゴラ装置の映像は、大人も引き込まれてしまう面白さを持っています。
ドミノ倒しやビー玉転がしなどの物理学を駆使したからくりのしかけは非常に精巧なものですが、簡単なものなら子どもでもつくれます。
児童が実際につくっていたピタゴラ装置は、ビー玉が坂を転がったり穴に落ちたりするものでした。
きっと何度も試行錯誤してつくったのだと思うと、感動がこみあげてきましたね。
空き箱やトイレットペーパーの芯などの身近な材料を用意してあげれば、工作好きの子は熱中してつくってくれると思います。

切り紙で巨大アート

これといって得意なことなどない息子のために、私が考えた課題がこれでした。
切り紙が好きでやり出すと長い間切り続ける子なので、つくった切り紙の中からきれいなものを厳選し、色の組み合わせも考えながら模造紙に貼りつけていったのです。
結果、巨大なモザイクのようなアートに。
難しいことは何ひとつしていませんが、人目をひく豪快な作品となり、先生に気に入られてしばらく教室の目立つところに飾られていました。
細かいことが苦手な子には、学校に持って行ける範囲で大きなものをつくらせてみるのも手です。

どの自由研究・工作も、低学年のうちは親の協力がかかせません。
夏休みが始まった段階で、早めに相談しておくことが大切です。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

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