自粛中にも癒しがほしい!猫好きが推すほっこり系ドラマ

2021/09/24
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
おこもり期間が続き、同じことのくり返しのような日々にうんざりしていませんか?
そんな時こそ過去に放送された古いドラマを観るチャンスですが、緊迫したものは息がつまりそう。
過去3匹の猫を飼った、猫好きの私が推すほんわかした猫ドラマを紹介します。

『ねこタクシー』

元教員だった現役タクシー運転手が「御子神さん」と呼ぶ猫と出会い、少しずつ変わっていく様子をえがいたドラマです。
タイトル通り、猫をタクシーに乗せて営業することがテーマとなりますが、それがいろいろな波乱を巻き起こします。
もともと深夜放送だったこともあり、一話の放送時間は二十分ちょっと。
オスの三毛猫の御子神さんはふてぶてしさもありつつ愛嬌にあふれ、舌をしまい忘れていたりやたら眠そうだったりと脱力系なのも良いところです。

原作は同名の『ねこタクシー』という小説で、上下巻あります。
私は最初、この本を読んですっかりとりこになってしまい、ドラマが始まると聞いた時は狂喜して毎回テレビにかじりついていました。
主人公の真瀬垣を演じるのがカンニング竹山さんと知り、芸人の彼とは真逆のキャラクターだなとは思いましたが、さえない中年男性の哀愁ただよう演技が完璧でした。

映画版もあります。
時間が長くなったため、可愛い猫がたくさん見られるというメリットがありますが、手を広げすぎて話がまとまらなくなった印象もありました。
でも、また御子神さんに会えるというだけで観る価値はあるかもしれません。

可愛いだけでは終わらないドラマ

猫が出てくるドラマや映画は、つい猫の可愛さをアピールしすぎて脚本がスカスカになっているものもあります。
可愛さでごまかされてしまうこともありますが、やはり物足りない印象。
この『ねこタクシー』には動物を飼うということについて考えさせられる部分や、主人公真瀬垣が猫とのかかわりの中で人間的に成長していく描写などもあります。
ラストが少しだけ切ないのも、可愛いだけで終わらせたくない作者の意図が伝わってきて好感が持てますよ。
短い放送枠で続いていったドラマなのですきま時間に観られますが、なんとなく続きが気になって一気に観てしまったら、すみません。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

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