食べられるスプーン?そのおいしさと実力を検証してみた

2022/01/18
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
プラスチックごみが世界的な問題となり、日本でも少しずつプラスチック製品に対し規制がかかるようになってきました。
コンビニで渡されるカトラリー類が有料化される可能性も。
じわじわと話題になってきている食べられるスプーンをレビューします。

2022年4月から有料化の可能性も

増え続けるプラスチックごみは今や世界的に深刻な問題となっています。
日本でもレジ袋が有料化されるなど、少しずつプラスチックごみに対し規制がかかってきていますね。
2022年4月には「プラスチック資源循環法」が施行されるということで、企業が無料で提供している使い捨てプラスチックが削減への取り組みが義務化される見通しです。

削減のための方法はいくつかありますが、その1つが「有料化」。
一部の店舗では、お金を払わないとスプーンやフォークが受け取れなくなるかもしれません。

食べられるスプーン「パクーン」

プラごみ削減の流れを受けて、じわじわと人気となっているのが食べられるスプーン「PACOON(パクーン)」です。
いわばスプーンの形をしたクッキーで、使った後に食べられるためごみが出ないというのが特徴。
20本入りで税込1,620円(送料別)。

スプーンではありますが名称は「焼き菓子」で、あくまでも食品として売られています。
もちろん賞味期限もある(私が購入したものでは半年くらい先)ので、使う時期を見はからって買いましょう。

味は「抹茶」「ビーツ」「いぐさ」「かぼちゃ」「おから」の5種類。
栄養豊富な素材を使い、見た目も可愛くしあげています。
味や香り、色などがそれぞれ違うので飽きにくいですね。
抹茶…緑色。優しい苦みとふくよかな香り。
ビーツ…赤。甘みの中にほんのり野菜らしい風味。
いぐさ…緑色をおびた薄い茶色。かみしめるとかすかに畳の香り。
かぼちゃ…オレンジ色。しっかりとした甘さ。
おから…薄い茶色。素朴な味。

袋を破って端の方を残し、持ち手をおおったまま食べることも可能。
野外で食べる時など、直接持つのが心配な時にもうれしいです。

溶けないけれど食べやすい!絶妙な硬さに感動

スープにも使えるとパッケージに書いてあったので、手はじめにコーンスープを用意しました。
7歳の娘に試してもらいます。

スプーンが小さいのですくえる量は少なめですが、スープの水分でスプーンが崩れることはありませんでした。
しばらく使っていると表面がややふやけてきたような印象。
半分くらい食べたところで、娘はスプーンの先を一口かじってしまいました。
おいしそうに見えたようですね。
手で持った感覚では硬そうだったのでかみ切れるのか心配でしたが、案外簡単にパキッと口の中でくだけます。
小さな子どもでも食べられそうですね。

ヨーグルトでも試してみました。
ある程度どろっとしたものの方がたくさんすくえるので食べやすいです。

金属に比べるとやわらかいスプーンなので、皿の表面に適度にフィットして最後までおいしく食べ切ることができました。
アウトドアにも良さそうですし、素材が焼き菓子なので見た目が可愛くスイーツに添えても映えそうです。
工夫次第で楽しめそうな食べられるスプーン、今後も目が離せませんね。

◆記事を書いたのは・・・danngo
料亭女将のDNAを受け継ぐアラフォー。料理上手ではなく、おいしいものを嗅ぎ分ける能力のみに特化。魚介類と甘いものに目がありません。お酒に弱いけれど日本酒が好き。食生活アドバイザー(R)の資格を取得。

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