大人も子どもも一緒に楽しく学べる!読みやすい SDGs本2選
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
SDGsという言葉をよく聞くようになりましたが、いまいちよくわからない、でも今さら人には聞けないと困っている人もいると思います。
そんな人におすすめなのが、子ども向けに書かれた本。
わかりやすくまとめてあり内容も充実している2冊を紹介します。
『世界がぐっと近くなるSDGsとボクらをつなぐ本 ハンディ版』
ジャーナリストの池上彰さんが監修し、SDGsについてわかりやすくまとめてある本です。
池上彰さんと言えばかつて「週刊こどもニュース」という番組で、ニュースに詳しいお父さん役として子どもにもやさしい解説をしていたことが思い出されます。
貧困、飢餓、差別など、大人の口から直接伝えるのが難しいセンシティブな問題も、グラフや図などをもちいた正確なデータにより理解できるため助かります。
SDGsの17の目標別に定義、問題点、解決策などが論理的に書かれているので、大人が読んでも「なるほど、そういうことか!」と納得するところがあるでしょう。
リアルすぎないやや脱力系のイラストが随所にあり、それぞれの項目のはじめにはユーモアただようマンガで興味をひくようにつくってあります。
使っている言葉から考えて、どちらかというと高学年向け。
小1の娘と小4の息子にはやや難しかったようですが、マンガの部分を楽しそうに読んでいました。
大人がSDGsの基本を学ぶのにもぴったりの本です。
『大人も知らない!? SDGsなぜなにクイズ図鑑』
千葉商科大学教授、SDGsコンサルタントの笹谷秀光さんが監修した子ども向けの本です。
45個の3択クイズとその答えや解説がページをめくるたびに展開するため、どこからでも読めて飽きっぽい子どもでも楽しめます。
冒頭にはSDGsに関するおおまかな内容が、子どもが疑問を持ちそうな視点から解説されています。
末尾には「SDGsアイデア&アクションノート」と題して、小学生でもできる簡単な取り組みを書いた部分と、達成したい目標のためできることを考えて書き込める部分があります。
この本はできるだけ簡単な言葉を選んで書いてあるので、小学校の低学年からでも読むことができます。
小1の娘もパラパラめくりながら楽しんでクイズに答えていました。
内容は簡単に書かれていますが、クイズは意外と難問で大人でも「え、そうだったの?」と思うところがたくさん。
面白さの中に新しい気づきがたくさんちりばめられているのが、この本の最大の魅力です。
活字が苦手で字の多い本がどうしても読めない人、大人の中にもいますよね。
図、イラスト、グラフが多く直感的にわかる子ども向けの本、親子で読むために家に1冊置いてみてはいかがでしょうか。
◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。