ワーキングマザーでもPTA役員はできる?経験者の答え
こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
PTA役員は時間のある専業主婦がやるもの、余裕がないワーキングマザーがやる必要などない、と思っている人もいるはず。
働く母親が増えている現在、専業主婦の数は減っています。
ワーキングマザーのPTA参加について、役員経験者としての意見をまとめてみました。
フルタイムで働く人が役員になることは難しい
私は息子が小1の時に指名委員、小3の時に副会長を経験しています。
どちらにおいても共通していたのが、平日の日中に集まりがあるという点でした。
特に副会長だった頃は、子ども達が授業を受けている午前中に集まることがほとんど。
月に数回、学校に集まる用事があったためフルタイムで働く場合には参加が難しいと感じました。
やるべきことが多い本部役員にはフルタイムで働く人こそいなかったものの、ほとんどがパートタイマーとして働いていました。
私自身も年度の途中から時短ではあるものの働くことになりめまぐるしい日々でしたが、お互いさまの精神で助け合いながら業務をこなす状態でした。
指名委員の場合はもう少し楽で、年度末に数回集まる程度。
次年度役員候補を探して、候補者に連絡するのが主な役割でした。
候補者への連絡は自宅からできます。
このように集まる回数の少ない役員なら、フルタイムワーカーでも有給休暇をとることで対応することが可能かなと思います。
仕事でのスキルを活動に生かせる
指名委員だった時にプリントを印刷することになったのですが、役員初経験の人が多かったせいか何人かが印刷機を使えず困ってしまう場面がありました。
その時すかさず私が横から入り、「製版ボタンを先に押さないといけないんですよ」と解説しながら操作。
以前塾や学校で働いていたため、印刷機は使い慣れていたのです。
仕事でつちかったスキルを生かしてPTAで活躍することも可能だということ。
書記ならワードを使いこなすスキル、会計なら金銭を管理するスキル、広報なら写真を撮ったり文章を考えて書いたりするスキルが役立つはずです。
在宅でできるボランティアも存在
フルタイムでどうしても役員にはなれず肩身が狭いというあなた。
PTAの仕事は何も役員だけと決まったわけではありません。
都合が良い時だけ参加可能なボランティアも数多く存在します。
ベルマークの集計、教室カーテンの洗濯など在宅でできるものも。
ボランティアだけでも引き受ければ実績として記録に残るので、やっておいて損はないでしょう。
父親が役員になることも可能
意外と忘れがちなのですが、PTAは親の集まりなのですから父親でも参加することができます。
私が副会長をやった年度の次に役員となった人には父親が含まれ、引き継ぎの時にお会いしたことが。
「男性がPTAに入ってくれるのは心強いです」と全員が歓迎ムードでした。
在宅ワークが広まり家で仕事する男性も増えているので、夫にPTA役員をやってもらうという選択肢もありですよね。
結論としては、フルタイムで働く場合は難しいけれどパートならば問題なく、フルタイムであってもPTAと関わる手段ならあるということになります。
「働いているからPTAは無理」と四角四面に考えず、柔軟に対応していく姿勢がのぞましいと言えるでしょう。
◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。