何でもそつなくこなしたい?得手不得手があっても平気ですよ

2022/06/09
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
自分に苦手なものが多いと、何でもそつなくこなせる人がうらやましく感じることがありますよね。
得手不得手があるのは悪いことなのでしょうか?
そんなことはないと私は思いますよ。

ないものに目を向けなくていい

「ないものねだり」「隣の芝生は青い」という言葉があるように、人はすでに持っているものより持っていないものに目を向けがちです。
背が高い人だったら「守ってやりたいと言われたい」などと、背の低い人だったら「大胆な柄物をかっこよく着こなしたい」などと思うようですし。

不得意なことを裏返せば、得意なことも見えてくるから別に良いのではないでしょうか。
例えば、「よく考えて行動するのが苦手」という場合は「直感的に行動するのが得意」と言い換えられるわけで。
ないものに目を向けず、すでにある良いものに目を向けると自分の評価が変わるはずです。

何でもできたら可愛げがない

芸能人を例にとって考えてみましょう。
多くの才能に恵まれて容姿も完璧で、非の打ち所のないカリスマ性のある人気者もいますね。
誰もが憧れ、賞賛の言葉を並べますが、一方では「近寄りがたい」「親しみが持てない」と感じてしまうのも事実。
才能にあふれていても「実は全く料理できません」といった弱みを見せている芸能人は、「可愛い」と喜ばれます。

あなたが欠点だとしか思えないことでも、他人から見れば愛らしい魅力として映ることも大いにあると思いますよ。

苦手なことがあるから人助けできる

逆転の発想かもしれませんが、苦手なことがあれば人助けにもつながるのだと私は思っています。
もしあなたが大の掃除嫌いで、数か月に1回業者を呼んで掃除してもらうとしたら。
呼ばれた業者は、迷惑と思うでしょうか。
いえ、むしろ「毎度ひいきにしてもらえてうれしい」と思うでしょうね。
あなたに苦手なことがあるおかげで手助けが必要になり、助けた側は報酬としてお金をもらえる。
こうして経済が回っていくのです。

報酬は何もお金だけとは限りません。
あなたがベビーカーを持ちあげて階段を上るのに難儀していた時誰かが手伝ってくれたら、あなたはきっと笑顔で「ありがとうございます」と言うでしょうね。
その笑顔や言葉だけでも、相手はしばらく幸せな気持ちにひたれると思います。

完璧な人間なんてそうそういません。
不完全な人達が手を取り合って助け合う、それが世の中というものなのだと私は考えています。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

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