買い占めはダメ!3.11で品切れになったものを思い出すと

2022/08/27
  • 二児の母。塾講師、学校教師の経験あり。甘いものと日本の古いものをこよなく愛しております。もっと見る>>

こんにちは。サンキュ!STYLEライターのdanngoです。
災害時は多くの人が不安になるからなのか、実店舗で買い占めによる品切れがたびたびありました。
関東地方で被災してしばらく買い物に苦労した私が、当時の記録や記憶から品切れになったものを思い出して書いてみます。

品切れになったもの1:カップ麺

記録によると、震災の翌日すでに売り切れていたのがカップ麺。
長蛇の列になっているレジ前で隣の列の前方を見たところ、カップ麺をレジのカゴ2つに山盛りにしている人を発見したのを覚えています。
店側も購入数を制限するなどの対策を講じればいいのにとは思いましたが、店員も被災してパニック状態の中で、細かい配慮は難しかったのかもしれません。

品切れになったもの2:米

驚いたのは、いつもなら重いからと敬遠されがちなスーパーのお米がごっそり消えていたこと。
かろうじて炊き方がよくわからない特殊な種類の米がいくつか残っている程度でした。
玄米やもち米もほぼなく、私の1つ前に並んでいた人がもち米2袋をカゴに入れていたため1つ没収されている(1家庭1袋のルールだったようです)ところも目撃。
私は計画停電になったら米など役に立たないと思い、買いませんでした。

品切れになったもの3:納豆

保存食品はほぼ全滅でも生鮮食品は売れ残る状況が続いていましたが、意外なことに賞味期限の短い納豆も品切れがしばらく続きました。
これは、産地の工場が被害を受けて生産量が減ったことも関連しているようです。
供給不足の報道を受けて、よけいに買い占めする人が増える悪循環でした。

被災時の対応はどうする?できる備えは?

他にもスナック菓子などの日持ちするものはほぼ売り切れ。
ミネラルウォーターも品薄状態。
ドラッグストアでは生活用品の品切れも多かったと知人から聞きました。
生魚など腐りやすいものは普通に売れ残っていたことから考えて、品切れの原因の多くは供給不足ではなく買い占めだと思われます。

私達にできることは、被災してから慌てないよう日頃からストックをしておくこと。
被災してからは、多少不安でも次の買い物までに必要な量だけ買い、買い過ぎないこと。

我が家ではローリングストックを心がけています。
納豆のような特殊な食材はあきらめるほかありませんが、自家製のみそやぬか漬けをつくっているので被災時でも発酵食品はある程度とれそう。
被災したことのある人はその時の経験を思い出して、最低限の備えをしておきましょう。
万が一の時は不安がらず、「何とかなる」と自分に言い聞かせることも大事だと思います。

◆記事を書いたのは・・・danngo
中高国語科教員免許を持つ、活字中毒気味のアラフォー。高学歴・高血糖・高齢出産の三高ライター。「家事は化学、子育ては文学」を信条としている。

計算中

関連するキーワード